特色ある教育Specialized Education

伝統文化を重んじた教育(礼法)

キリスト教の精神を教育の基盤に置きながら、本校では長年日本人としての心を育む時間を大切にしてきております。それは、創立当初から英国人宣教師の先生方が、英国の伝統と似ていると感じた日本文化を尊重する姿勢をとられたことに由来します。他者のために自分は何ができるのか、また思いやりのある謙虚な姿勢とはどのようなものか。日々の生活の中では勿論のこと、特に中等科1年生では小笠原流の礼法の授業で、長い間日本人が重きを置いてきた心の表現、基本的な立ち居振る舞いなどを習得します。一つ一つの所作を身につけることはもちろん、背景にある歴史的な意義も理解し、心身共に美しい礼儀作法ができる女性に育ってくれることを祈っております。

英語教育と国際理解

英語を学ぶことの面白さを覚え、英語を通して知る世界を楽しむ気持ちが育めるように…という思いから6年間の英語教育プログラムが組まれています。
ネイティブの先生との授業、洋書多読、オンラインスピーキングなど、多様なアプローチにより抵抗なく話せるよう自信をつけていきます。
希望者が参加する英国やカナダ・プリンスエドワード島での研修では、語学と同時に環境問題・多民族社会・キャリアについて学ぶ機会を持つことで国際社会を生きる女性としての意識を高めます。研修後の学習へのモチベーションや進路にも大きく影響し、海外大学進学や将来について考えるきっかけにもなっています。

理数教育とICT教育

中等科1年生からiPadをBYOD(Bring Your Own Device)方式で1人1台持ち、授業やホームルーム活動などの他、自宅学習でも使用しています。ほとんどの教科でiPadが活用されています。また、すべてのホームルーム教室に電子黒板が設置されており、効果的に使用されています。
女子校という環境を強みとして、女子生徒の学び方に合わせた丁寧な理数教育を行っています。実験や言語活動を通して、様々な視点からアプローチし、道筋を立てて課題解決できる力を養います。

探究(中三卒業論文)

中等科3年生では卒業論文を書きます。関心がある分野の資料を読みながら問いをたて、論拠をあげながら結論を導き出します。試行錯誤を通して、論理的思考力、問いをもち探求する楽しさを体験します。中には卒業論文が将来の進路やキャリアにつながっていく生徒もいます。またクラスでの中間発表等を通し発信する力、データや文書作成のスキルも身に着けることができます。

ヒルダ賞

作文・英作文・絵画・書道の部門で優秀な作品を手掛けた生徒に賞を与える校内学芸コンクールで、授賞式は香蘭女学校の守護聖人聖ヒルダの日である11月17日前後に行われています。1952年に聖メリー女学校(アメリカ)から寄付を受けて「セント・メリー賞」が創設されましたが、1955年には香蘭女学校の守護聖人聖ヒルダの名前を冠して「ヒルダ賞」と改称されました。ヒルダ賞授賞式の1日は、表彰される友人達の作品を全校生徒で鑑賞し、感動を共にする、お互いに感性を刺激しあう1日です。