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着任された成成鍾チャプレン司式・教話による初の礼拝

4月から就任されていた杉山修一チャプレンに加えて、この6月からは新たに成成鍾(ソン・ソンジォン)司祭が香蘭女学校チャプレンに着任されました。その成チャプレン司式・教話による初めての朝の全校礼拝が、6月3日捧げられました。
成成鍾チャプレンは初めに全校生徒に初対面のご挨拶をされ、続けてこの日奉仕生徒によって朗読された日課聖書「ルカによる福音書」9章1~6節にまつわるお話をされました。この聖書に書かれている、十二弟子をあちこちに派遣する時に「旅には何も持って行ってはならない。杖も袋もパンも金も持ってはならない。下着も二枚は持ってはならない。」とイエスが言ったことに触れ、「イエス様って変だ、ひどいと、皆さんは思いませんでしたか」と問いかけられました。そして「もっと変なのはその弟子たちでした。彼らは気持ちよく旅に出かけたのでした」と続けられ、「よく考えてみるとそれは、彼らは本当に大事なものだけを身に着けていたからでした。彼らにとって本当に大切なものはイエス様の教えでした」と話されました。キリスト教の巡礼の中で最も有名なフランスからピレネー山脈を越えて行く40日間の旅で、一番初めに行うことは荷物を捨てることでした。そうしないとピレネー山脈は越えられないのです。皆さんは人生という長い旅の準備をするための大事な時を過ごしています。人生にとって一番大事なものは何か、それを見つけるために葛藤していると思います。イエス様が弟子に過酷なことを課したように、皆さんも自分にとって本当に大事なもの、「これ」と言えるものが見つかる人生でありますように。
中学・高校という人生にとって最も大事な時を過ごす香蘭生にとって、心に深く沁みる成成鍾チャプレンからの初メッセージでした。

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