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今学期も各学年がそれぞれ「学年礼拝」を捧げています

香蘭女学校では、毎朝の全校礼拝だけでなく、毎学期学年ごとにホームルームの時間を使って「学年礼拝」を捧げています。全校礼拝とは違った形で、しかも毎朝の礼拝よりも長い時間をかけてささげられる礼拝です。「学年礼拝」は三光教会聖堂に於いて捧げられます。
今年度も一学期の学年礼拝が行われています。学年礼拝の特色の一つに、各クラスの宗教委員が相談をして、学年礼拝の準備をするということがあります。礼拝当日に聖書朗読をするのも生徒で、また聖歌の伴奏をするオーガニストも生徒がつとめます。司式をつとめることもあります。
この6月21日に行われた中等科1年の学年礼拝は、今学期最後の学年の学年礼拝でした。宗教委員の生徒が礼拝前半の司式をつとめました。まず聖歌459番を宗教委員の生徒のオルガン伴奏で奉唱し、祈りのことばや詩篇19編の交唱など、宗教委員の司式に従って全員で唱え、さらに別の宗教委員の生徒の朗読によって新約聖書「フィリピの信徒への手紙」第3章12節~16節が朗読され、学年の生徒たちは座ってその朗読に耳を傾けました。そのあと今回の学年礼拝の特別プログラムに入りました。
今回の中等科1年生の礼拝プログラムは宗教委員3人の司会によって行われました。それまでに宗教委員が何度も集まって、学年全員でどのような祈りを捧げたいか話し合った結果、貧しい人・発展途上国の人・苦しんでいる人・何の罪も犯していないのに犠牲になっている人への祈りを捧げたいということになった、との報告がありました。そして学年全員で目をつぶって祈りを捧げました。続けて宗教委員がマイクを持って会衆席を、幾人かの生徒に、どのような方を思い浮かべて祈りを捧げたかを尋ねて回りました。そして最後に、直接には見えない無数の人々や物事を覚えて祈りを捧げることができる6年間にしたいと、宗教委員は述べました。
後半の司式を別の宗教委員がつとめ、諸祈祷があってから、主の祈り、祝祷を捧げ、最後に宗教委員の生徒のオルガン伴奏で聖歌489番を奉唱して、今学期の中等科1年の学年礼拝は終わりました。
香蘭生活の中でも大切な時間の一つである学年礼拝。今学期も学年全員で祈りを共にすることができました。

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