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高等科3年のBIG SISTER 一学期最後のおつとめ
高等科3年生が入学したばかりの中等科1年生の学校生活のお世話をするBIG SISTER制度。香蘭女学校が昔から行っている大切な上級生の役割です。BIG SISTERは中等科1年の各クラスに6人ずつ。そのうち2人ずつが組んで、月曜日から土曜日まで毎朝礼拝前と、終礼時から掃除の時間まで、中等科1年の担当教室にやって来ます。
重要なこの役割を4月に学校から特別に任命されたBIG SISTERたちは、一学期3ヶ月間のおつとめの最終段階を迎えました。
BIG SISTERは毎朝8時に中等科1年の教室に来て、朝読書をする1年生を見守ります。8時10分の予鈴のチャイムと同時に、読書をやめて礼拝へ向かうよう指示を出します。そして礼拝を捧げる礼拝堂まで、中等科1年生を連れてゆきます。礼拝は、自分の高等科3年の席ではなく、担当する中等科1年生の席で捧げます。毎日、礼拝が終わるまでの時間を中等科1年生とともにしています。
一日の終わりには、各クラス終礼があり、連絡事項が担任から伝達されたりします。その時間の前からBIG SISTERは中等科1年の各教室にやって来ます。終礼の時間にクラス委員が司会をして話し合いをしているクラスでは、担任さながら教室の脇でその様子を見守ります。またあるクラスでは、諸伝達のあとにBIG SISTERによるスピーチが行われていました。自分の中等科時代の話や自分の癖や特徴など、多彩な話に中等科1年生は興味津々で聴き入っていました。
終礼のあとクラス全員がBIG SISTERと一緒に「終業の祈り」を捧げて、そのあと掃除当番が教室や特別教室の掃除に取りかかりますが、教室掃除の指導もBIG SISTERの大切な役目です。中等科1年生の当番をまず集めて、あなたは箒、あなたは掃除機などテキパキと指示を出し、掃除が始まると率先して中等科1年生と一緒に掃除をしてくれています。
担当するクラスの生徒に愛情を注ぎながら、しっかりとつとめを果たしてくれているBIG SISTERは、中等科1年生にとって実に心強い存在です。