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高2生徒が礼拝で「東京-祈りの輪-」へのお誘い
来る3月12日に、銀座教会の大礼拝堂で行われる第10回「東京―祈りの輪―」をひと月後に控えた2月12日朝の全校礼拝で、昨年11月の第9回「東京―祈りの輪―」に参加した高等科2年の生徒2人が、全校生徒に向けて第10回への参加を呼びかけました。
「東京―祈りの輪―」は、2011年3月11日の東日本大震災を経験して、東京都にあるキリスト教学校の生徒と教職員が一堂に会して、被災された方々を覚えて共に祈りを合わせようと始められた集まりで、同年5月にその第1回が銀座教会の大礼拝堂で開かれました。以来、年に2回開催され、これまで9回行われてきました。
この3月12日の「東京―祈りの輪―」は、震災後5年目、そして第10回の記念の会でもあるので、より多くの生徒と教職員に集まってもらおうと、準備が進められています。
香蘭女学校でも、昨年11月の全校礼拝で前述の2人の生徒が第9回の報告をし、さらに今回の呼びかけとなりました。2人の生徒は、昨年11月の第9回に参加したときに感じたことをまず話してくれました。他の学校の生徒たちと話すことの大切さ、当日報告をしてくださった仙台の宮城学院高校の生徒の報告から受けた衝撃……。また、2名とも昨年春に実際に被災地でボランティアをした時に感じたこと。そして、今度の第10回「東京―祈りの輪―」では、仙台の東北学院高校の生徒たちがお話ししてくださること、また卒業生からの報告として香蘭女学校を一昨年卒業した上級生がお話しをしてくれること……。どの学年の生徒でも参加できるので、是非多くの生徒に参加してほしいこと……。真剣なことばを丁寧に重ねて、全校生徒に静かに訴えかけてくれました。
高橋チャプレンの司式によっていつものように捧げられたこの日の礼拝の中での2人の生徒のお話でしたが、諸祈祷、主の祈り、祝祷を唱え、聖歌124番と570番を歌って、全校生徒は2人のことばを心にとめながら各教室へ戻ってゆきました。
香蘭女学校ではこの3月も、第13回東日本大震災ボランティアが実施されますが、その前に被災地を含む他校の生徒たちとともに、もう一度深い祈りを捧げて被災された方々のことを改めて覚えてゆこうと考えています。