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9月末の香蘭女学校校内の自然風景
9月も下旬となると少しは気候も秋らしくなってくるものですが、今年はいつまでも暑い日が続いています。
先日もこのトピックスで、開花が始まったことをお知らせしましたビカステス記念館のイングリッシュ・ガーデンと築山の白色と赤色のヒガンバナ(マンジュシャゲ)は、まさに満開。どちらも華やかな姿を見せています。
夏休み初めに咲き始めたムクゲ。アプローチ西側の斜面と、体育館棟南の中原街道に面した斜面にその樹はありますが、中原街道から見える樹はこの時期も順番に美しい花を咲かせています。
今年、例年よりずっと早く開花したのは、管理棟東側、校長室の窓からちょうど見える位置にある、サザンカです。冬の花の代表であるこの花が9月のうちに次々と咲いています。
築山の中央あたりには、リョウブの樹の花の小さな蕾が枝にたくさん見られます。この樹には父母の会寄贈のネームプレートが付いていますが、次のように書かれています。「リョウブ Clethra barbinervis 令法。樹皮の美しい落葉高木。白色の花を総状に多数つけます。あくを抜いた若葉で令法飯を作ります。リョウブ科」。令法飯(りょうぶめし)は古くから救荒食の一つとして食べられたとのこと。「令法(りょうぶ)」という名は、この樹が飢饉対策の一つとして土地の領主の令法によって植樹されたことから生まれたとされているようです。
天気の良い9月末、香蘭女学校校内の自然を求めて、オナガが大きな声で鳴きながら築山に飛来していました。