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今年度初の「夕の礼拝」―117年目のバザーを覚えて―

かつて香蘭女学校では朝の礼拝、そして夕の礼拝を全校で守り、捧げ、祈りに始まり、祈りに終わる信仰を大切にしてきました。そして現在は、三光教会のご厚意により、教会聖堂で「香蘭女学校のための夕の礼拝」を捧げる備えをしていただいています。
昨年度の2月22日に捧げた「夕の礼拝」以来9カ月ぶりに、この11月15日(金)夕方から、三光教会聖堂に多くの生徒のほか教職員や卒業生、三光教会の信徒の皆様などが参集し、「夕の礼拝 ―117年目のバザーを覚えて―」を捧げることができました。
三光教会の荻原充聖職候補生の司式で始まった礼拝は、高等科2年の奉仕生徒による第一日課の旧約聖書朗読「ヨエル書」第3章1~5節、第二日課の新約聖書朗読「ヨハネによる福音書」第6章4~13節」、そして高等科1年の奉仕生徒のオルガン伴奏による聖歌(389番、308番)など、今回も生徒が礼拝奉仕に積極的に参加する形で進められました。
初めてこの「夕の礼拝」に参加した生徒も多くおり、ふだんの朝の礼拝では唱えない使徒信経や、跪きなどに少し戸惑いを見せたりしながらも、まわりの参列者の様子を真似たりしながら、嬉しそうに礼拝に参加していました。
教話は成成鍾チャプレンでした。第二日課に読まれた福音書はイエスの手による奇跡の話だったことからお話は始められ、三つの「手」と「奇跡」の関係について語られました。そして私たちがこのイエスの「奇跡」から教えられること、私たち一人ひとりの「手」によって起こされる「奇跡」が今年117年目を迎えるバザーであることを示してくださいました。
礼拝後は、三光教会会館に場所を移し、お菓子とお茶で楽しく語らう短い茶話会のひと時を過ごしました。

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