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「家族で祝うクリスマス礼拝」を捧げました

毎年12月になると行われている香蘭女学校の「家族で祝うクリスマス礼拝」が、今年度も12月14日(土)午後2時から、お隣の三光教会聖堂で捧げられました。2005年から始められたこの礼拝も、今年で15回目を迎えることになりました。
寒い冬らしい晴天の下、参加者みな晴れやかな表情で、アドベント・キャンドルに灯がともる三光教会聖堂に三々五々集まっていらっしゃいました。そして、生徒はもちろんのこと、そのご家族、お母様・お父様のみならず、兄弟姉妹など、今年度も多くの方々がご参加くださいました。
参加者全員起立しての聖歌85番の奉唱から礼拝が始められました。伴奏は例年通り三光教会の主任オーガニスト・黒川文子さん。式文に従い成成鍾チャプレンの司式で礼拝は進められ、詩編98篇の交唱に引き続き日課の聖書(第一日課はミカ書 第5章1~3節、第二日課はマタイによる福音書 第1章18~25節)は父母の会役員のお母様方によって朗読されました。聖歌358番、マリアの賛歌が入り、いよいよ前半の山場には「香蘭女学校父母の会コーラス」による奉唱が、このコーラスグループの歌唱指導にあたっている音楽科の石井朝奈先生の指揮のもと、美しく力強い声で行われました。
後半、聖歌476番の後、成チャプレンによるクリスマス・メッセージがありました。お話ではまず、ブライアン・モーガンの『クリスマスの祈り』という本が紹介されました。豊かな心を持つ貧しい男が、友人に送るクリスマスプレゼントに悩みます。どんな物を手に入れて、一体何を友人に送るだろうか、と。そして私は今その何物も持っていない、それなのに満ち足りている。それは何故だろうかと考えます。そこで巻物のようなものに毎日、聖書のことばを引きながら祈りを書き綴ります。クリスマスの1日目、君のために喜びを祈ろう。2日目、君のために吐息を祈ろう。3日目、君のために涙を祈ろう。4日目、君のために静けさを祈ろう。5日目、君のために知恵を祈ろう。6日目、君のために忍耐を祈ろう。7日目、君のために勇気を祈ろう。8日目、君のために憐れみの心を祈ろう。9日目、君のために働く喜びを祈ろう。10日目、君のために信仰を祈ろう。11日目、君のために望みを祈ろう。クリスマスの12日目、君のために愛を祈ろう。男は悟ります。お金で買えない大切な宝物がある。そしてその宝物は既に友の心の中にある。と。そしてクリスマスの祈りを友人へ送ります。成チャプレンはこのお話を紹介した後、この日出席しているご家族全員に向けて、皆さんもイエスのみ心をご自分の中で思い、それをご自分なりの表現にまとめたクリスマスの祈りを、大切な人に送られてみたらいかがでしょうか。とご提案されました。そして礼拝の出席者全員に、上の「クリスマスの祈り」のどれか一節が記された手紙の入った封筒をプレゼントしてくださいました。封筒を受け取ったご家族の皆さんは、嬉しそうに中に入ったクリスマスの祈りを取り出してじっくり読んでおられました。成チャプレンによるお話は、素敵なクリスマス・メッセージでした。
聖歌102番、参列者の献金、主の祈り、アシジのフランシスの「平和の祈り」、祝祷と続き、最後に聖歌83番を全員で高らかに奉唱して、「家族で祝うクリスマス礼拝」は終わりました。
その後、会場を三光教会会館に移して、多くの参加者によって和やかに祝会が行われました。
学校と家庭とが一緒になって、心静かにそして笑顔で祝った、豊かなひとときでした。

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