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三光教会クリスマスイブ礼拝でクワイヤーが奉唱しました
香蘭女学校のお隣にある日本聖公会三光教会で12月24日夜に行われた降誕日前哨晩祷(クリスマスイブ礼拝)に、今年も香蘭女学校のクワイヤーが招かれ、アンセムの奉唱をしました。
今年も午後7時から始められた唱詠晩祷。参列者で溢れかえる聖堂内に、前奏、三光教会アコライト・ギルドの先導によるプロセッションの入堂に続き、全員で聖歌69番を歌い、クリスマス・クリブの祝別、そして祈りが捧げられた後、香蘭女学校クワイヤーがアンセム「A Carol Tapestry」をまず奉唱しました。
始めの唱和、聖歌71番、マリアの賛歌と続いた後、日課聖書の朗読と聖歌と祈りの言葉がそれぞれ9回続けられ、続けて三光教会牧師の成成鍾司祭(香蘭女学校チャプレン)によるクリスマス・メッセージがありました。
今回初めて三光教会のクリスマス礼拝に臨まれた成司祭は初めに、イエスが馬小屋という汚物にまみれて臭い場所でお生まれになったことの意味をともに考えてみましょうと、問いかけられました。そして深層心理学者ユングの言葉を引用されて、馬小屋でお生まれになったイエスのご誕生を、私たちそれぞれが自分の心の中で成し遂げられなければならないこと、すなわち霊的な暗闇をもっている存在であるからこそ、そして今も悲しみと苦しみの中にあるからこそ、私たちの中にイエスはお生まれになって、道と真理と命という真の光となってくださるのだということ、従って、たがらこそ私たちは、その心の中にお生まれになったキリストをどのように養っていけるか、イエスとともに自分はどのように成長してゆけるのかが大切なのである、と力強く話されました。
そのあと使徒信経に続き、今度は香蘭女学校クワイヤーと三光教会聖歌隊、さらに香蘭女学校父母の会有志の三者合同によるアンセム「Away in a manger」が奉唱されました。
平和の挨拶、奉献、聖歌81番、主の祈り、特祷、祝祷、聖歌83番と続いて、降誕日前哨晩祷は終わりました。
礼拝の終わった夜9時近くまで三光教会聖堂は今年もたくさんの参席者でいっぱいでしたが、香蘭女学校の生徒や保護者・卒業生や先生方も多数出席して、三光教会と香蘭女学校の深い繋がりを感じさせるクリスマスイブ礼拝でした。
そして今年もクワイヤーは、教会のクリスマスで大切な奉仕をさせていただきました。