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中等科3年卒業記念講演は高史明先生のお話

  2月17日は、中等科3年生の卒業記念講演会が礼拝堂に於いて行われました。今年も講師に作家の高史明先生をお招きして、中等科を卒業してこれから高等科に進学する生徒たちに人の本質にかかわる大切なお話をしていただきました。
 高史明先生が香蘭女学校の中等科3年生の卒業記念にお話をしていただくようになったのは、実に今から29年も前のこと。それから毎年欠かさず、この春に香蘭女学校に足を運んでくださっています。今年で30回目となります。そして、今年も生きるということについてのお話をされました。
 高史明先生の言葉は、国語の授業でこの『ぼくは12歳』を既に学習しただけでなく、自分の実感に近い真史くんの感覚との共鳴が再び呼び起こされたようで、生徒たちが高史明先生のお話をうかがう表情はまさに真剣そのものでした。
 講演のあと質疑応答の時間が設けられましたが、何人もの生徒からさまざまな質問が高史明先生に投げかけられ、高史明先生もその一つ一つに誠実に答えてくださいました。また先生の返答からからまた新たな一つの話題が始まるかの如く、質疑応答の中で改めて世界が広がってゆくような実り多き時間と空間になりました。
 高史明先生はこの講演の中で、今年でこの講演は最後になることを告げられました。今年で84歳になられる高先生は、この30年の総決算としての講演を力強く終えられました。長い間香蘭女学校の生徒たちは、高先生の語られることばの力と深さ、その真実と温かさによって、どれほど支えられてきたことでしょう。感謝の思いでいっぱいです。

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