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今年度第2回宗教講話は成成鍾チャプレン「EAT,PRAY,LOVE」
香蘭女学校キリスト教センターが主催して「いのち・平和・人権」を柱にお話を全校生で伺う宗教講話。今年度第2回の宗教講話が1月29日の午後、礼拝堂で行われました。講師は成成鍾チャプレン。演題は『EAT, PRAY, LOVE』と、10年ほど前に米国で話題になり映画化もされた小説のタイトルを引かれて、それは真実の「本当の自分探し」の旅をする私たちが自分の「体」をとり戻すためのキーワードなのだと語られました。
1時間強のお話でしたが、その中で紹介された様々なジャンルの逸話や言葉は、一つ一つが成チャプレンご自身が大事に胸に抱き続けておられるもの。その場で生徒達も実践体験できた「体」を知るレッスンは、これも成チャプレンご自身が追求し続けておられるもの。講話は学びを得るばかりでなく、成チャプレンという人と親しむ時間にもなりました。
じっくりと食べる、空いた器を眺めるようにゆったりと。自分の体のすべての部分を感じる、一つ一つに「ありがとう、ご苦労様」と声をかけて。体の深いところにスペースをつくるように呼吸し、相手の目を見つめることを通して自分を見、人を求めない孤独の中で内面の声を聞き意味を尋ねる。そして愛する、花の種を蒔くように・・・。
肉体は機械に替わられ脳はAIに替わられる現代に生きている私たちが、どれほど体を蔑ろにし、ひいては自分自身から遠ざかろうとしているかを気づかせられた講話でした。
講話の後、生徒たちはそれぞれにリフレクションシートに思いを綴っていました。