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「夕の礼拝 -一年間の歩み・卒業する高等科3年生を覚えて-」

かつて香蘭女学校では朝の礼拝、そして夕の礼拝を全校で守り、捧げ、祈りに始まり、祈りに終わる信仰を大切にしてきました。そして現在は、三光教会のご厚意により、教会聖堂で「香蘭女学校のための夕の礼拝」を捧げる備えをしていただいています。
11月15日に捧げた「夕の礼拝」以来3カ月ぶりに、この2月21日(金)夕方から、三光教会聖堂に多くの生徒のほか教職員や卒業生、三光教会の信徒の皆様などが参集し、「夕の礼拝 ― 一年間の歩みを覚えて・卒業する高等科3年生を覚えて ―」を捧げることができました。
成成鍾チャプレンの司式で始まった礼拝は、高等科2年の奉仕生徒による第一日課の旧約聖書朗読「イザヤ書」第65章17~25節、第二日課の新約聖書朗読「ヨハネの手紙」第3章1~10節、そして高等科2年の奉仕生徒のオルガン伴奏による聖歌(418番、482番)など、今回も生徒が礼拝奉仕に積極的に参加する形で進められました。
初めてこの「夕の礼拝」に参加した生徒もおり、ふだんの朝の礼拝では唱えない使徒信経や、跪きなどに少し戸惑いを見せたりしながらも、まわりの参列者の様子を真似しながら、嬉しそうに礼拝に参加していました。
教話は三光教会の荻原充聖職候補生でした。まず、香蘭女学校で毎日を送る生徒たちや教職員たちに向けて、香蘭女学校でキリスト教主義をどこに最も感じたかを問われました。そして第二日課に読まれた「ヨハネの手紙」に記されている「御父がどれほどわたしたちを愛してくださるか、考えなさい」以下の箇所に触れながら、私たちと神様との関わりのあり方について根源的な提案を示してくださいました。
礼拝後は、三光教会会館に場所を移しお菓子とお茶で楽しく語らう短い茶話会の予定でしたが、時節柄中止することとし、お菓子をラッピングしたお土産を一人ひとりいただいて、それぞれ三光教会をあとにしました。

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