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復活日に向け「大斎始日の礼拝」を捧げました

香蘭女学校の毎朝の礼拝は、教会の暦に従ってささげられています。今年は2月26日が大斎始日にあたります。この日の朝の礼拝は特別に、「大斎始日の礼拝」として捧げられました。
イエス・キリストの復活日(イースター)は、西方教会では太陽暦に従って春分の日の直後に来る満月の次の日曜日と定められています。今年の復活日は4月12日。そして、その前の日曜日を除いた40日間を大斎節と呼んで、キリストが受けた苦難に思いを寄せて礼拝を守る期間としています。この期間はイースターに洗礼にあずかる人々の準備の期間であるとともに、信仰の原点に思いを馳せ、断食や克己、節制することが求められています。また、私たちの日常生活をふりかえる大切な時です。そして、この期間のはじめの日が、大斎始日(あるいは灰の水曜日 Ash Wednesday とも呼ばれる)です。
香蘭女学校での大斎始日の礼拝は、毎日の通常の礼拝同様、成成鍾チャプレンの司式で捧げられますが、加えて宗教委員などの生徒たちによって聖書の中で大斎節のために用意された箇所が読まれ特別な祈りが捧げられます。今年も4人の生徒たちが大斎始日の礼拝の奉仕をしました。大斎節の謂われを述べ、日課朗読としてマタイによる福音書第4章1~11節を朗読、アッシジの聖フランシスの祈り(平和の祈り)をささげ、さらに大斎始日の祈り(大斎始日特祷)を捧げました。そして、全員で聖歌129番と133番を歌い、オルターギルドの奉仕生徒が聖壇のロウソクを消して、大斎始日の礼拝は終了しました。
この日から香蘭女学校は、復活日に向けて心静かに大斎節に入りました。

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