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中等科1年生が3ヶ月遅れの香蘭生活を送り始めています(1)
この4月に入学して以来、配信授業と遠隔ホームルームを続けてきた中等科1年生。6月8日から分散・時差登校を始めました。本来より2ヶ月遅れて緊張した面持ちで香蘭女学校の校門を入り、クラスの半分のメンバーとぎこちないスタートを切りました。6月20日には2ヶ月半遅れの入学感謝礼拝を捧げてからもしばらくは分散・時差登校を続けました。
そしていよいよ7月6日。待ちに待った通常登校を、短縮時間ではありますが開始しました。一学期の通常学校生活は僅かな期間ではありますが、それぞれ毎日を精一杯生活しています。その中等科1年生の学校生活のほんの一部を覗いてみましょう。今回は朝からお昼までの様子です。
通学時間の混雑を避ける意味もあり、本来の時間よりも50分遅い9時に各クラスで点呼を行っています。7月13日からは入学後初めての定期テストである一学期期末テスト一週間前に入り、中等科1年生は8時50分頃からどのクラスもテスト準備の学習に打ち込んでいます。
そして9時から朝の礼拝。礼拝堂に全校で集まることはできないため、リモート同時中継により各教室で礼拝を捧げています。礼拝式文を見ながら式文を唱え、上級生が朗読する日課聖書に耳を傾け、チャプレンの教話を聴いて毎日いろいろなことに思いを巡らせています。
9時20分から授業開始。本来の時間より10分短い40分授業ですが、小学校とは異なり毎時間違う先生に教わる目まぐるしさに最初は慣れなかった1年生も、1週、2週と経つにつれて次第に余裕が出てきました。理科の生物地学の授業では、校内にある植物の説明を受けた生徒たちはその草木に見入っていました。
12時30分に4時間目の授業が終わると昼食タイム。分散・時差登校の時にはなかったお弁当の時間にワクワクしています。宗教委員の先導による食前感謝の祈りをみんなで唱えたら、隣の友だちと机を着けて食べることはまだできないので、全員前を向いてお喋りを一切しない食事時間ではありますが、とても嬉しい時間になっています。
食後の昼休みは、登校できなかった時のストレスを一気に発散するかのように、多くの中等科1年生が校庭に走り出て、遊び回っていました。本当は昼休みに校庭でテニスをやりたかった上級生も、この姿を見てテニスを遠慮し中等科1年生の走り回る様子を微笑ましく見てくれていました。