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新型コロナウイルス蔓延下の夏休み中の運動部の部活動
夏休みに入り、例年ならば連日いずれかのクラブの部活動、そしてそれぞれの部が各地に宿泊して寝食を共にする夏期合宿……。上級生と下級生が交流しながらそれぞれの成果を挙げる大切な時を過ごす約50日になるはずです。しかし今年は、一年前には予想もしていなかった新型コロナウイルス感染症対応のため、合宿はすべて中止となり、一学期には全く実施できなかった部活動はようやく夏休みに開始されました。
各部はそれぞれ部活動再開に向けての詳細なガイドラインを策定し、一学期後半の授業再開後にそのガイドラインがまず部員全員に説明され、その後各部が保護者会をビデオ会議システムを使って実施し部員の保護者全員にガイドラインの説明、その後活動参加同意書が各部員に配布されて保護者の同意が得られた部員のみが部活動に参加できる資格を得ることになりました。
夏休みから実際の部活動が始まる際には、一学期に再開した授業日と同様、登校前に検温をしてそれを各自の健康管理表に記入し、それを顧問に見せた部員のみがその日の部活動に参加できます。健康管理表持参を忘れた生徒はその場ですぐに帰宅することになっています。活動はガイドラインを厳守して行い、その日の終了時には使用した場所や物の消毒をすべて行ってから下校することになります。また、終日の活動をする場合は、昼食をとる部屋を限定し、顧問の監督のもと、同じ方向に向けて設置された机に座って黙って食事をします。
今年は部活動ができる日も限定し、夏休み中の15日間のみが活動可能日と決められました。
運動部各部は、その種目によって感染症対応のしかたが異なりますが、ソーシャルディスタンスを十分に考慮しながら、注意深く活動を行いました。写真はバレーボール部、テニス部、バスケットボール部、ソフトテニス部のアリーナや校庭での活動風景ですが、とりわけ校庭での活動は、最高気温35度を超える猛暑日もあり、WBGT値とにらめっこをしながら熱中症対策を感染症対策と並行しながら行うという、非常に厳しい配慮の続いた毎日でした。
それでも生徒たちは限られた条件下で工夫しながら熱心に活動を続けていました。