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二学期の始業感謝礼拝を全校で捧げました
9月3日、いよいよ二学期が始まりました。
久しぶりに早起きをして点呼時間の8時10分までに登校した生徒たちは、久しぶりの友人との再会に喜びの声をあげていました。点呼時にはこれまで通り、その日の朝に計った体温を記入した健康管理表を担任の先生にチェックしてもらいました。新型コロナウイルス感染症対応をしている今年の、朝のルーティンです。
一学期の終業感謝礼拝同様、二学期の始業礼拝もビデオ会議システムによる遠隔礼拝の形で捧げられました。
例年は礼拝堂祭壇のロウソクに奉仕生徒によって灯が点され、聖歌を全員で歌う中、アコライト・ギルドの生徒たちの先導でプロセッションが礼拝堂に入堂して礼拝が始められますが、今年は感染症対応のためそれらすべてが割愛されました。
成成鍾チャプレンの司式によって礼拝が始められ、日課の聖書「コリントの信徒への手紙II」第9章6~7節が高橋英子教頭によって朗読されました。 鈴木弘校長の式辞は、例年とは違う異例の形の一学期そして夏休み、という語りかけから始まり、夏休み中に行われた教職員研修会の中の講演に触れられました。香蘭女学校を132年前に始められた英国人宣教師の方々が他者のためにという大切なことを教育してくれたこと、そのためにはるか遠くの英国から長時間かけて日本人という他者のためにキリスト教を伝えに来てくれたこと。さらにこの新型コロナウイルスに対して私たちが生活の中で心掛けていること一つ一つが、他者のためを思ってやっているということ。その上で、これからも香蘭女学校では他者のために私たちがあるということを第一に考えていきたいと話されました。続けてこの日の日課聖書に触れられて、「惜しんでわずかしか種を蒔かない者は、刈り入れもわずかで、惜しまず豊かに蒔く人は、刈り入れも豊かなのです。」とあるが、この夏休みに十分に種を蒔くことができたかという問いかけをされました。この夏にあまり種を蒔けなかったと感じた人は、これから二学期、より豊かに種を蒔けるように努力してほしいと話されました。
そのあとは、諸祈祷、主の祈り、逝去された方を覚えての祈り、祝祷があって二学期始業感謝礼拝は終わりました。