最新のお知らせUpdates

一般

香蘭と縁の深い「たかたのゆめちゃん」ゆるキャラGP優勝

この10月4日、香蘭女学校にとって嬉しいニュースが飛び込んできました。 それは今年度で最後となった、ご当地キャラクター日本一を決める「第10回ゆるキャラグランプリ」で、岩手県陸前高田市のマスコットキャラクターである「たかたのゆめちゃん」が見事優勝した、というニュースでした。

2011年3月11日の東日本大震災の被災地の一つである岩手県陸前高田市では、復興への活動の一つとして「夢☆キャラ プロジェクト」をその年に始めました。これは陸前高田市のマスコットキャラクターを全国から募集するプロジェクトで、たくさんの応募がありました。審査員やプロジェクトの選考によってノミネートされた13の作品を陸前高田市内の小・中学校で巡回展示し、児童・生徒の投票によって「陸前高田市の子ども応援隊長、マスコットキャラクター」として「たかたのゆめちゃん」が最終的に選ばれました。

この「たかたのゆめちゃん」の作者が、香蘭女学校第116回卒業生の北島茉也さんでした。当時陸前高田市の広報誌に、北島茉也さんが次のようなメッセージを寄せています。「震災により被災された方々のことを思うと心が痛いです。そして、実際に経験された方にしか分からない辛さを考えると私は無力感でいっぱいでした。ですから、このような機会が与えられ、小中学生の皆さんが私の作品を選んでくださったことを、大変ありがたく思っています。復興のためにいつもがんばっていらっしゃる皆さんの心が少しでも癒されてほしい、子どもたちと一緒に明るい未来を創っていってほしい、その想いから、ゆめちゃんが生まれました。陸前高田の皆さん、どうか、ゆめちゃんと仲良くしてください。」

2012年から香蘭女学校では、「たかたのゆめちゃん」の作者の北島さんの出身部活動であるガールスカウト部が中心となって、「たかたのゆめちゃん募金」を開始し、また「たかたのゆめちゃんグッズ」の販売も始めました。

その年11月23日のバザーには、「たかたのゆめちゃん」が来校し、多くの生徒や来場者に取り囲まれたり、東日本大震災被災地支援売場での販売のお手伝いをしてくれたりしました。

香蘭女学校はこの「たかたのゆめちゃん」の優勝を機会に、また新たに被災地とのつながりを生みだしてゆければと思います。


(写真は、2012年バザーに来校した「たかたのゆめちゃん」)

カテゴリー
全て
一般
イベント
受験
アーカイブ