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2015年度高等科1年生(現高2)10名が韓国研修

  春休みの韓国研修が初めて行われたのは、2008年3月のことでした。春に香蘭生が訪れホームステイをする韓国の学校の生徒たちが香蘭女学校へ秋か冬に来校してホームステイするプログラムと合わせた交流プログラムは、その後大韓聖公会ソウル教区の多大なご協力をいただいて、キリスト教教育の観点を備えた大切な研修へと充実してきました。
 9回目の今回は3月26日~30日の4泊5日。2015年度の高等科1年生10名が参加して実施されました。一昨年からプログラムの大幅な変更がなされ、ソウルの大韓聖公会を訪れての大韓聖公会プログラム、そのあと南下して韓国南東部の昌寧郡にある昌寧女子高校を訪問してホームステイ、というプログラムとなりました。
 初日は羽田空港から金浦空港へ向かい、昌徳宮を訪れました。昌徳宮はソウルにある5古宮の一つで1405年に景福宮の離宮として造られ、李氏朝鮮15代の光海宮以降270年にわたり王の御所であった宮殿で、13万5千平米の広大な敷地に建つ13棟の建物は1997年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。そのあと大韓聖公会ソウル大聖堂に向かい、毎年お世話になっている大韓聖公会の柳時京司祭らに出迎えられて大聖堂を見学、そして宿泊所の修道院に入りました。
 2日目もソウル大聖堂で大韓聖公会プログラムが行われ、大韓聖公会の若者たちとの交流会が持たれました。イースター礼拝に出席したあと、今年も大韓聖公会の金根祥首座主教とお話をする会を設けていただき、香蘭生は今年も金主教から大歓迎され、素敵ないただきものを頂戴しました。その後、景福宮でチマチョゴリを着させていただく機会もいただきました。
 3日目は、三一運動殉国記念館や、三一運動中に起きた提岩里教会事件の中心地である堤岩里教会などを訪問したあと、一路南下し、昌寧女子高校のある昌寧郡へ向かいました。
 4日目は昌寧女子高校でのプログラム。朝からの歓迎会、授業体験、チマチョゴリ体験、昌寧女子高校の先生や生徒の案内による観光など、盛りだくさんのプログラムを楽しんで、それぞれ別々のお宅にホームステイをしました。
 最終日も昌寧女子高校でのプログラムで、両校の生徒同士の交流、意見交換の時間が持たれました。
 歴史問題も強く意識しながら、香蘭の生徒たちは韓国の高校生たちとも親しく交流をし、貴重な経験をともにしました。

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