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英語科主催の多読講演会を全校生対象で実施

  昨年6月3日に、初の試みとして英語科主催の講演会を実施し「多読の楽しみ 英語の魅力」という講演を全校生徒が拝聴しました。香蘭女学校が積極的に取り組んでいる英語の多読授業に、そのお話を伺った直後から生徒たちが今までより以上に、積極的に取り組むようになったという成果を産んだ講演会となりました。
 今年も昨年に引き続き、英語の多読講演会を英語科主催で実施しました。一学期の中間テストが終わったあとの6月1日のホームルームの時間、全校生徒が礼拝堂に集まり、お二方の講演を拝聴しました。
 今回講演をされた先生は、岡山陽子先生と鈴木祐子先生。岡山先生は、2015年に日本多読学会会長をつとめられた多読指導のパイオニアで、一昨年まで茨城大学で研究・指導にあたられ、定年退職後は複数の大学で多聴多読クラスを担当されながら「タドキスト」として多聴多読を楽しんでおられます。一方、鈴木先生は、多彩な経歴を積まれた後、実践的な英語力の習得を目的とした英語教室「ABC4YOU 自由が丘」を開校されて小学生~高校生に多聴多読を指導され、また「英語tadokuクラブ」を立ち上げ大人にも多聴多読を指導される多読カウンセラーの先生です。
 まず初めは岡山先生のお話でした。香蘭女学校の英語多読環境が恵まれたものだというメッセージからお話は始まり、最初に多読100万語超読了の青年の例を出され、そこからわかるどのような読み方が大切であるかが語られました。具体的には、辞書を引かずに8割程度の理解のまま、超簡単な英文を大量に読むということでした。そして、香蘭女学校でも実践されているシャドーイングの効果も強調されました。最後に、多読用の教材、多読の方法の具体的紹介がなされ、「Let’s Try SHADOKU.」というメッセージとともにお話を終えられました。
 続いては鈴木先生のお話。鈴木先生のお話は実践編で、『Go On, Mum!』という香蘭生もよく知っている絵本を使って、その場で生徒たちがシャドーイングの実践を行いました。その実践をしながら、多読+シャドーイングがどのような力を養うのか、また多読+シャドーイングがセンター入試やGTEC、TOEICなどにどの程度の成果として表れるのかというデータを紹介され、「Have Fun with SHADOKU!」というメッセージとともにお話を終えられました。
 楽しいお話の時間はあっという間に過ぎ、生徒たちは、現在授業で実践している多読+シャドーイングの量をさらに増やしてゆきたいと思ったに違いない、そのような刺激的な講演会となりました。

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