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6月から7月初めにかけて夏の花が咲きました
東京の梅雨は今年も空梅雨に等しい日々となりました。この夏の水不足が大いに心配されます。そして、その水不足の中でも、香蘭女学校の校内の自然は、例年通りの確かな力強い歩みを続けています。生命のたくましさを改めて感じます。
この6月から7月初めにかけて、夏の花が一つ一つ姿を見せ始めました。校門を入り、アプローチを進んで行った右側、築山の中の一本の大木に、今年もほんの僅かな間、巨大な花が開きました。その樹はタイサンボク。花が咲く位置がかなり高い所なので、恐らくアプローチを歩く殆どの人は気づくこともなかったことでしょうが、直径20センチメートル以上はあると思われる大輪は、この季節の花の隠れた女王かもしれません。
アプローチをさらに進んだ右側には、アガパンサスの水色の大きな花が今年も次々と咲きました。このアガパンサスは、築山の小川の辺にもたくさん咲いています。
その築山に足を踏み入れると、小川の辺のあちらこちらに、オレンジ色の花が咲いています。これはヒメヒオウギズイセンの花です。また、さらに足を進め、体育館棟の西側に行くと、白いギボウシの花も咲いています。
7月に入ってすぐ、校門脇の警備室の真正面の築山内に、今年最初のヤマユリの花の大輪が開きました。さらに翌週にはアプローチを少し進んだ右側にも咲き始め、いよいよユリのシーズンが到来です。
6月半ばに園芸係の生徒たちが、アプローチの終点にある花壇に、ニチニチソウなどの花を熱心に、楽しそうに植えていました。お客様を迎えるお花です。