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三光教会で香蘭卒業生が東北被災地での活動報告
東日本大震災から5年半。香蘭女学校が属している日本聖公会東京教区の城南グループが主催をして、「東日本大震災を憶えての祈り」が9月18日の夕方から三光教会聖堂で行われました。
この礼拝の中で、香蘭女学校の第122回卒業生2名がお話をすることになりました。
東京のいろいろな地区からの参加者が聖堂に集う中、午後6時から三光教会の神崎司祭の司式により礼拝が始められ、聖書朗読のあとこの2名が香蘭女学校の高橋チャプレンによって紹介され、それぞれお話をしました。
この2人の卒業生は、現在大学3年生ですが、香蘭女学校在学中に学校の東日本大震災ボランティアや山荘受入ボランティアに積極的に何回も参加し、また高等科卒業直後の春休みから、それまでのボランティアで関わりを持つことになった宮城県名取市の閖上地区の被災者の方々が住む応急仮設住宅箱塚桜団地を毎年訪れる活動をしています。
お話の中でまず1名の卒業生は、高等科時代に何回も参加したボランティアでどのような関係を築いてきたかを正直な実感そのままに話してくれました。またもう1名の卒業生は、高等科卒業後の関係がどのように続いているかを話してくれました。その中で、「ボランティアとは、何かをしてあげることではなくて、私たちが訪れて皆さんが喜んでくださる、そしてそのことが私たちも嬉しい。そのこと自体がボランティアなのだと知りました。」と話してくれたのが、強く心に残りました。
香蘭女学校でも東日本大震災ボランティアは続けますが、卒業生がその志を引き継いで自分たちの力で活動を続けてくれていることを、有り難いことであると改めて思うとともに、それをこのような機会をいただいて多くの方と共有できたことを嬉しく思います。