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二学期終業式の感謝礼拝を捧げました
ヒルダ祭・バザーだけでなく行事がたくさんあって目まぐるしく毎日が過ぎた二学期も、いよいよ終わりの時を迎えました。12月19日、二学期終業式の感謝礼拝を全校で捧げました。
前々日のクリスマス礼拝に引き続き、祭壇のロウソクとともにアドヴェント・クランツにオルター・ギルドの生徒により5本の灯が点された礼拝堂に、全校生徒が集まりました。
最初に降誕日の聖歌81番を全員で奉唱する中、アコライト・ギルドの生徒たちの先導でプロセッションの入堂がありました。引き続き、高橋チャプレンの司式によりお祈りのことばを唱え、井上中等科教頭による日課聖書朗読(エフェソの信徒への手紙第2章14~22節)、そして2016年を終えるにあたって、高田校長の式辞がありました。この日の日課聖書として高田校長が選んだエフェソの信徒への手紙の「実に、キリストはわたしたちの平和であります。」 ということばに関わるお話でした。平和であることが怪しくなってきたこの時代に、私たちがなすべきことは何なのか。香蘭女学校が聖書をものの考え方の基本に、礼拝を生活の中心に据えてきたことの意味は何か。聖書の考えの基本に「愛」があるが、これは他者を大事にすることであり、平和のためには私たちは自分のことよりもまず他者のことを大事にすることが必要で、しかもそれを自らの意志で他者に向けて発信してゆかねばならない。この冬休みもまず家の方のことを第一に考えての生活を心してほしい。……冬休みに向けてそれぞれの感覚・思考・行動のあり方を問い、また日々のあり方の指針を与えてくれるお話でした。
そのあと全員で校歌を歌い、諸々のお祈りを捧げたあと聖歌403番の奉唱とともにアコライト・ギルドの先導によるリセッションの退堂があって、2016年最後の礼拝は終わりました。礼拝後は各教室に戻って、二学期の最後のホームルームが持たれ、各担任から通知表が手渡されました。
いよいよ、冬休みです。翌日(20日)からは山形・天元台での校外活動(スキー教室)も始まりますが、この冬休みに全校生徒がこの一年を振り返って、どのように生徒たちが一人一人新しい年を迎えてゆくのか。新年が楽しみです。