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高等科3年生のお茶会 - 三学期第1回を開催
香蘭女学校の「芝蘭庵」は、関東にある学校としては大変に珍しい、学校内に独立した建物としてつくられたお茶室です。在校生だけでなく校友生や保護者にも、また来客があるとその都度、様々なお茶会が開かれます。高等科3年生学年生徒全員を招待してのお茶会は、二~三学期に数回に分けて行われています。今年で10年目になりました。 この1月18日、三学期の第1回(今年度通算3回目)お茶会が開かれました。
お点前の心得のある先生方がお茶会の亭主をつとめ、他の先生がお茶会の半東、待合での説明等を担当してお茶会を行いました。
参加した生徒たちは、待合となっているビカステス記念館のサロンで茶道の手順や心得の説明を受けた後しばし休みをとり、それから露地門を通り、腰掛待合の前の茶庭の踏み石の上を歩いて茶室に向かいます。茶室「芝蘭庵」の躙り口から入り、いよいよお点前の接待を受けます。今回のお菓子は雪に梅の蕾があしらわれたもの。そのお菓子をいただく時もお茶を一服いただく時も、生徒はとても嬉しそうに、美味しそうにいただき、会話も心なしか普段より緊張しながらも弾み、実に楽しい豊かな時間となっていました。 また、お点前をしてくださった亭主役の先生から、自分の世界を広げるチャンスとして是非お茶を習ってみたらと勧められ、生徒たちはまんざらでもない表情で相槌を打っていました。
日本文化を大切にした100年以上前の英国人宣教師たちの心を今に伝える、「芝蘭庵」でのお茶会です。