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3月に入って次々と咲き始めた校内の春の花たち
3月に入ると、あたたかい日も時折やってくるようになりました。高田校長が全校礼拝の教話の中でしばしばその日の校内の自然の話をされますが、少しずつ春の様相が実際に見えてくるような日々になりました。
香蘭女学校の校内にある草や樹は、春を目前にして次々と花を咲かせています。校門を入ってアプローチをしばらく歩いてゆき茶室・芝蘭庵の前まで進むと、ヒュウガミズキの黄色い小さな花が咲き始めました。また、その斜向かいではユキヤナギの開花も始まりました。いずれ各枝にビッシリと白い小さな花が並ぶことでしょう。これらの花たちは、今月末には満開を迎えるはずのアプローチの桜の足元を可愛らしく彩る、色とりどりの花たちの先頭バッターです。
続けて築山の中に足を踏み入れると、カントウタンポポの黄色い花が咲き始めました。稀少種の在来種であるこの花は、香蘭女学校が長年大切にしてきた花です。また、そのカントウタンポポの近くには、目を凝らしてやっと見える小ささではありますが、ルリムスカリの紫色の小さな花が咲きました。その芸術的な姿は、私たちに自然の神秘を感じさせます。
築山を体育館棟近くまで歩を進めてゆくと、トサミズキの樹に黄色い小さな花が次々とついていることに気づきます。そしてさらに体育館棟の西側には、ハルサザンカのピンク色の花が見事に咲いています。
校内のあちらこちらで自然は、春本番を目指して華やかな姿を披露し始めました。