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全校登校日礼拝で井上中等科教頭から学期末の心得
三学期の期末テストを終え、ほっとひと息ついた生徒たちが次に登校したのは、全校登校日でした。この日は期末テストがすべて返却される日です。
この全校登校日礼拝では毎学期、学期末やそれに続く長期休暇の過ごし方について先生からのお話があります。今回は井上中等科教頭からのお話がありました。
井上先生からのお話の一つ目は、この日の答案返却についてでした。定期テストを採点するということはとても大変な作業ではありますが、同時に大変な楽しみもあります。それは、出来不出来とは関係なく、ピカリと光る解答が時折あるということです。そんな光る解答に出会った時は、授業をやってきて良かったなと思う時でもあります。テストの答案というものは、このようなお互いの手紙のようなやりとりなのかもしれません。
二つ目のお話は、井上先生が昨年から始められた三行日記のこと。一日の終わりに一行ずつ、嫌だったこと、良かったこと、明日やってみようと思うことを書き留めること。このことにより、良かったと思うことはより良いこととして心に留められ、嫌だったと思うことはスッと薄らいだり消えたりしてゆくのです。こんな三行日記を試してみたらどうでしょうか。
三つ目のお話。自分にとって大事なものは何でしょうか。誰にとっても、何より大切なのは自分の家族なのだろうと思います。その大事なもののために、この学期末から春休み、ちょっとでも良いので、自分ができることをしてみたらいかがでしょうか。
井上中等科教頭の三つのお話は、学期と学年をもうすぐ終える全校生徒にとって、きちんと終える意味と、次をきちんと始める意味の両方を併せ持つ、大切なメッセージになったことでしょう。
もうすぐ、2016年度も終わりになります。