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第125回高等科卒業感謝礼拝が行われました
3月15日、高等科第125回生の卒業感謝礼拝ならびに卒業証書授与式が挙行されました。どうにか雨に降られずに学年全員での記念写真も撮ることができ、卒業生175名が香蘭女学校を巣立ってゆきました。
オルター・ギルドの生徒によって祭壇のロウソクに灯が点され、聖歌403番とともにアコライト・ギルドの生徒たちの先導によるプロセッションが入堂して高橋チャプレンの司式によって厳粛に始まった感謝礼拝。聖書は井上中等科教頭により「コリントの信徒への手紙 1」(第12章4節から)が朗読されました。クワイヤーによるアンセム「So Fair and Bright」(Bon. Chilcott)、青野高等科教頭の学事報告に続き卒業証書授与が行われ、一人一人の卒業生は自分の名が呼ばれると壇上に上がり高田校長から卒業証書が手渡されました。
引き続き表彰。例年通りビカステス記念賞、ソントン記念賞、東京都知事賞、日本私立中学高等学校連合会会長賞、体育優良賞が贈られました。
校歌に続いて高田校長の校長式辞。今年の卒業生は東日本大震災が起こった直後に入学した生徒であるため、6年前から続けている東日本大震災被災地への支援等を通じていつもそのことを心にとめる6年間であったこと、今日の聖書にあった私たちという賜物のこと、校歌の歌詞にある「めぐみのつゆにうるおいて」について、そして香蘭女学校卒業生である誇りと感謝を持つことなどについて話されました。
来賓のご祝辞は、広島女学院中学高等学校校長の星野春夫先生からいただきました。香蘭女学校と広島女学院との関係、そしてヒロシマの現在の問題等について丁寧にお話しくださいました。平和を問う活動を通じて広島女学院の生徒が経験する出会いの豊かさや壁の硬さ厚さ。私たちは、数や力をたのむのでなく一人一人のあり方によって立つことができるだけだという、人間としての底力を試されるような深く響くお話でした。また、続けて立教大学総長の吉岡知哉先生からもご祝辞をいただき、香蘭女学校でちょうど6年前の東日本大震災直後の卒業感謝礼拝で祝辞を述べた思い出から始められ、高等科卒業後のこれからどのようにものを考えて生きていったらよいか、大切なメッセージをいただきました。
在校生総代の送辞、卒業生総代の謝辞(日本文と英文それぞれ一名)があり、続いて全員で恒例の英唱歌「Hallelujah」(ヘンデル)を奉唱しました。香蘭生活最後のハレルヤでした。
最後に聖歌521番を歌うとともに第124回卒業感謝礼拝は無事終わり、高等科3年生はそれぞれの道に旅立ってゆきました。