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校長退任のご挨拶     前校長  高田 智子

3月はお別れの月、4月は新たな出会いの月の始まりです。

私は3月で、母校香蘭女学校の校長の任期を終了いたしました。これまで皆様に多大なお力添えを頂きましたことを心より御礼申し上げます。

ご縁を頂き香蘭女学校に入学でき、木造校舎とかまぼこ型体育館で、毎朝の礼拝から始まる学校生活に驚いたことを、はっきりと思い出します。ウーレー先生、ヘイルストン先生、チャンドラ先生、また多くの女性の先生方と数名のお年を召した男性の先生より、校門を入れば別の世界の学校で6年間をお教えいただきました。

香蘭女学校で英語の楽しさを、キリスト教への導きを、そして女子だけで過ごす学校生活で女性の生き方を考える種まきをしていただきました。私の今の原点は、すべて香蘭女学校でございます。

先生方の厳しさは、中高時代には反発を覚えましたが、大人になるにつれ、卒業後の人生を大切に生きることが出来るようにとの、深い愛情であったこととわかりましたが、今を必死に生きる若い時代には、今から未来という長い時間でご指導を頂いているということまでには、思いが至りませんでした。

当時の英語科主任の後藤八重子先生にお声をかけていただき、23歳で夢であった英語の教師として母校に勤めることになりました。

仕事と家庭の両立を自らの女性の生き方と、思い込みの世界にはまっていた私を、受け入れてくださった母校の先生方、応援してくださった先生方、家族の支えで、今日まで専任、講師としての学校生活を生徒と共に学び、教職員の皆様、校友生、保護者の皆様、ご縁を頂いた皆様に支えていただきました。

誠に頼りない校長の4年間でございましたが、卒業生として、香蘭女学校の建学の精神を守り、女子教育の今と未来をテーマに過ごしてまいりました。

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」のみ言葉に叶うようにと心がけておりました。

ここにもう一度、皆様方に大変お世話になりましたことを心より御礼申し上げます。

鈴木 弘校長先生のもと、香蘭女学校のさらなる発展を心よりお祈りいたしております。

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