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東日本大震災ボランティアに参加した生徒が礼拝で報告

春休み中の3月23日から26日まで、2016年度の高等科1年生15名が宮城県名取市と石巻市に出かける「第14回 東日本大震災ボランティア」が実施されましたが、その参加者のうちの2名(現高等科2年)が4月17日朝の全校礼拝で報告をしました。

1人目の生徒は、石巻市北上町十三浜でワカメの養殖や加工をしているお宅6軒に分かれて作業のお手伝いをしたことについての報告をしました。緊張しながらお宅に伺いましたが、あたたかく迎え入れられて、慣れない仕事をご指導を受けながらコツコツとやって気づいたこと、作業の2日目には津波で流されたお宅の跡へ連れて行っていただき、そこで感じたこと、さらに最終日にお手伝いにいらしたおばさまからうかがった話など、お手伝いをした3日間に自分が感じ考えたことを、率直に丁寧に話してくれました。

2人目の生徒は、応急仮設住宅追波川河川団地を訪問し、そこで住民の方からうかがった話について報告をしました。特に、津波で流された時、奥様にもう少しで手が届きそうだったのに叶わず、奥様はそのまま流され亡くなってしまった方の話を紹介し、そこで感じたことを話してくれました。さらに大川小学校を訪れたことに触れ、自分の祖母が大川小学校出身であることもあって、自身何度も大川小学校訪ねてきた上で今回感じたこと、考えたことを正直に話してくれました。

まだ避難されている方が10万名もいらっしゃる東日本大震災。香蘭女学校は生徒たちが語り継ぐことによってボランティアを次に引き継いでゆきます。

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