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中等科1年~高等科1年に「情報モラル講演会」

4月24日に、中等科1年生から高等科1年生の生徒全員が礼拝堂に集まり、毎年実施されている「情報モラル講演会」を聴きました。
今回の情報モラル講演会は、中央大学職員の梅澤貴典先生による「インターネットにだまされない学び方 ~確かな情報を探し、自分の頭で考える方法~」という内容で行われました。
ICTセンターの鈴木先生により開会のお祈りが捧げられたのに続き、まず梅澤先生の自己紹介の画像が紹介され、その画像によって、話や画像などの流れによってすぐ騙されてしまうことを体験しました。
続いて、スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」の舞台となった場所はどこなのかという問いが生徒に投げかけられました。生徒からさまざまな答が出ましたが、生徒からの答のなかにもあった台湾の九份が本当に舞台なのかということを、インターネット画像検索の紹介をしながら説明してくださいました。ご自分でも実際に九份を訪ねられての実感も含めて、いかに私たちがたやすく情報に騙されてしまうかを実証してくださいました。
それに続けて同様の例として、ハリーポッターの舞台と言われているオックスフォード大学のクライストチャーチカレッジのことも話してくださいました。
次に、九州地震の時に熊本の避難所で起こったツィッターによる炊き出しに関する混乱の例や、同じ頃にやはり熊本でツィッターによりライオンが逃げたという情報が流されたことによる混乱の例が出され、「噂」が広がるメカニズムが説明されました。
それらをもとに、「自分で考えてみなきゃ分からない」、「なぜ、調べ、考え、発信するのか?」、「『生きる力』を身につけるために」、「調べごとのプロ・図書館司書の力を使う」など、情報の海の中にいる私たちにとって大切なこと、すべきこと、すると良いことなどが、次々と紹介されました。
質疑応答の時間も設けられましたが、生徒からいくつも質問が出て、梅澤先生に丁寧に答えていただきました。
今回の梅澤先生の講演は、インターネット社会にいる生徒たちにとって、今考えねばならない問題点をわかりやすく教えてくださる内容で、入学したばかりの中等科1年の生徒たちにとってもわかりやすい講演でした。
香蘭女学校では、教職員によるICTセンターや生徒のICT委員が中心となって、情報モラルに関する研修を今後もさまざまな形で実施してゆくことにしております。

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