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高2学年礼拝で東日本大震災ボランティア参加者が報告

香蘭女学校では、毎朝の全校礼拝だけでなく、毎学期学年ごとにホームルームの時間を使って「学年礼拝」を捧げています。全校礼拝とは違った形で、しかも毎朝の礼拝よりも長い時間をかけてささげられる礼拝です。「学年礼拝」は三光教会聖堂に於いて行われます。
今年度も一学期の学年礼拝が始まりました。学年礼拝の多くは高橋宏幸チャプレンの司式によって始められますが、上級生にもなると学年によっては生徒が司式をつとめることもあります。この5月の高等科2年の学年礼拝でも生徒が司式をつとめました。そして学年礼拝の特色の一つに、各クラスの宗教委員が相談をして、学年礼拝の準備をするということがあります。礼拝当日に日課聖書朗読をするのも生徒たちで、また聖歌の伴奏をするオーガニストも生徒たちがつとめます。
学年礼拝では高橋チャプレンのお話をうかがう場合もありますが、学年が上がってゆくと、自分たちで礼拝のプログラムを考案したり、学年の何人かの生徒たちがみんなの前に出て、自身が体験したことや日頃感じていることを話したりすることもあります。今回の高等科2年の学年礼拝では宗教委員の司会によって、この3月の第14回東日本大震災ボランティアに参加した2名の生徒が、学年全員の前で自身がボランティアの時に感じたこと、考えたことを話しました。1人目の生徒は、初めて被災地に出かけて実地に見聞したこと、被災された方から伺ったり一緒に作業をしたりして感じたことを伝えてくれました。2人目の生徒は、震災後あまり経っていない頃に被災地を訪れて時に感じたことと比較をしながら、6年以上を経た現在の被災地が抱える問題を報告してくれました。どちらの話も課題に向き合う真摯な気持ちが伝わるもので、学年全員でその課題を共有することができたとともに、次の一歩を踏み出す勇気を皆に与えてくれました。
香蘭生活の中でも大切な時間の一つである学年礼拝。あっという間の50分です。

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