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中等科2年生の清里での校外活動が行われました
既報の通り、中等科2年生の山梨県北杜市清里に於ける校外活動が、7月29日より行われました。聖公会のポール・ラッシュ先生が始められたKEEP(Kiyosato Educational Experiment Project)の活動の「祈りと奉仕」の心を、実践を通して学ぶ場です。
現地に到着後、すぐに日本聖公会清里聖アンデレ教会に入り、開会礼拝を捧げました。礼拝の中では清里聖アンデレ教会の島田征吾司祭のお話を伺いました。開会礼拝のあとは、川俣渓谷に散策にでかけ、吐竜の滝まで歩きました。夜はレンジャーの方に引き連れられて、ナイトハイクに出かけて自然の音に耳を傾けたりしました。
2日目は酪農体験。朝4時50分に宿舎を出て、レンジャーの方に導かれて牛舎に向かいました。そして、まず数十頭の牛を放牧に連れてゆきました。清里の牛たちは、標高の高い寒冷地に適している薄茶色のジャージー牛です。その後一度宿舎に戻り朝の祈り、朝食を済ませた後、再び牛舎に戻り牛舎の清掃をしました。たまりにたまった牛糞をスコップで一輪車に乗せ、堆肥場まで運び、その後きれいにした床におが屑を撒くという、日常ではとてもできない経験を元気にこなしてゆきました。その後は牛を連れて帰る集牧。牛がすべて牛舎に戻ったら、搾乳方法の説明を受けた後、生徒一人ひとり搾乳体験、とプログラムは進められました。得難い経験をすべての生徒が、驚いたり喜んだりしながらしていました。 その日の午後は、バター作りの体験をレンジャーの方の指導で行いました。また2日目の夜は、楽しいキャンプ・ファイヤーを満喫しました。
最終日はポール・ラッシュ記念館などを見学し、全員元気に帰京しました。
聖公会ゆかりの地で、大自然に囲まれ、その恵みを十分にいただいた心づくしの美味しいお食事をいただき、牛と触れあいながら、KEEPの「祈りと奉仕」の心を意識し、そして友人同士をよく知り合う大切な時間を持つことができました。