最新のお知らせUpdates
12月実施の沖縄平和学習に向けて礼拝で生徒が作文朗読
香蘭女学校ではキリスト教センターが主催して、この12月19日から4日間、生徒20名程度を募って「沖縄平和学習」を実施することにしています。「沖縄の地理と歴史を知ることで平和を考える」ことを目的とし、宜野湾に宿泊しながら、不屈館・対馬丸記念館・佐喜眞美術館・首里城ほかを見学したり、アブチラガマやひめゆり平和祈念資料館などの南部戦跡めぐり、元「白梅学徒隊」の方による講話、沖縄県立普天間高校との交流会をしたりと、盛りだくさんのプログラムを用意して、その4日間の経験を通して、平和について思惟を深める機会にしてもらおうと考えています。
この10月12日には対象とする中等科3年生から高等科3年生全員に、お知らせが配布されましたが、引き続きその翌日の10月13日朝の全校礼拝で、高等科2年生2人が作文の朗読をしました。
この作文は、この春卒業した昨年度の高等科3年生が、沖縄に関わっておられる方に先の大戦に於ける沖縄戦のことなどのお話を伺ったあとに綴った感想文でした。沖縄の現実を知って受けた衝撃、世界の現状と世界平和とのあまりに大きな乖離、平和に向けて私たちが知るべきこと、考えるべきと、行うべきこと、そして何よりお互いがともにするべきことについて、真摯に語った文章を、2人の高等科2年生の誠実な朗読で聞いた生徒たちの表情は、真剣そのものでした。
沖縄平和学習まであと2ヶ月。キリスト教信仰を礎としている香蘭女学校の生徒たちの探究の営みは、真の平和に向かってまた一歩踏み出してゆくことになります。