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高等科2年生有志が参加して鎌倉研修を行いました

バザーの代休日だった11月24日、高等科2年16名が、社会科主催の鎌倉研修に参加しました。
まっすぐにのびる段葛から始まり、鶴岡八幡宮、畠山重忠邸跡、源頼朝の墓、荏柄天神社、覚園寺、永福寺跡、鎌倉宮まで、寺社やゆかりの人物について事前に調べたことを、1人1人が現地に立って説明しながら巡りました。
現在の鎌倉には、幕府の痕跡は目に見える形ではほとんど残されていません。今回の研修では、発掘の成果や地名、伝承を手がかりに鎌倉時代の鎌倉を探る試みをしました。幕府時代の面影は、地名に比較的とどめられています。「西御門」という地名や、「東御門橋」という橋、鎌倉時代の鎌倉を描いた絵巻物から、頼朝が開いた幕府の跡地を推測してみました。また、「二階堂」という地名の由来となった永福寺跡では、表示板のCG復元画から、中等科の修学旅行で訪ねた平泉の中尊寺や毛越寺をすぐに想起するなど、これまでの経験と結びつけて見学していました。凝灰質砂岩という鎌倉の地質は、縄文時代以来の湿地を都市に変え、そこここに見られる墳墓堂であるやぐらを造ることも可能にしたことや、鳥や植物も見て歩きました。
銀杏や楓が美しく色づく中、頼朝や北条政子が生きた鎌倉時代を、先人が残してくれた記憶をもとにたどった1日でした。

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