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降臨節(アドヴェント)を迎えてクリスマス献金を献げます
香蘭女学校は今年も「クリスマス献金」を献げる季節となりました。
今年は12月3日(日)から、イエス様のお誕生の意味を思い巡らし、心備えをする「降臨節」が始まりました。
イエス様のお誕生の「時」「場所」「集まった人たち」を手がかりにしますと、更にクリスマスの意味が明らかになってきます。
お生まれになった「時」、それは真っ暗闇の中での出来事でした。聖書において暗闇とは、恐怖や不安、死をイメージさせるものでした。
お生まれになった「場所」、それは当時名もないベツレヘムの馬小屋の飼い葉桶という、赤ちゃんを産み落とすには最も相応しくない場所でした。
「集まった人たち」、それは両親のヨセフとマリアはもとより、野宿していた羊飼い、東方からはるばる、黄金(王への捧げ物)・乳香(祭司が神殿での礼拝で用いる物)・没薬(遺体の葬りに用いる物)を携えてやって来た占星術の学者たちでした。
心細く不安に押し潰されそうな両親、世間から除け者にされている羊飼い、そして異教の世界を代表する人たちに取り囲まれ、見守られる中でイエス様はお生まれになりました。そのイエス様のお誕生の出来事の中には、人々が避けたいことや端に追いやられている人たちの中に、実は神様の計り知れない愛と憐れみの心と働きが潜んでいるというテーマがあります。
このような時や場所、状況に追いやられている人たちを心に覚えるとともに、そのような人たちと生きることを分け合い、命を支え合うために、私たちができる一つの働きが「クリスマス献金」には込められています。
今年香蘭女学校の全校生が捧げるクリスマス献金は、「パレスチナ子どものキャンペーン」(パレスチナと周辺地域での人道的支援・生活向上を使命とするNPO)と、「きぼうのいえ」(路上生活者のためのホスピス)へお献げします。
(写真は左より、香蘭女学校オリジナルのクリスマス献金袋、宗教講話でお話しくださった時の「パレスチナ子どものキャンペーン」事務局長の田中好子先生、同じく宗教講話でお話しくださった時の「きぼうのいえ」代表の山本雅基先生(現顧問))