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「家族で祝うクリスマス礼拝」を捧げました
毎年12月になると行われている香蘭女学校の「家族で祝うクリスマス礼拝」が、今年度も12月9日(土)午後2時から、お隣の三光教会聖堂で捧げられました。2005年から始められたこの礼拝も、今年で13回目を迎えることになりました。
寒い冬らしい晴天の下、参加者みな晴れやかな表情で、アドベント・キャンドルに灯がともる三光教会聖堂に三々五々集まっていらっしゃいました。そして、生徒はもちろんのこと、そのご家族、お母様・お父様のみならず、小さな妹さんなど、今年度も例年以上に多くの方々がご参加くださいました。
参加者全員起立しての聖歌85番の奉唱から礼拝が始められました。伴奏は例年通り三光教会の主任オーガニスト・黒川文子さん。式文に従い高橋チャプレンの司式で礼拝は進められ、詩篇に引き続き日課の聖書(第一日課はミカ書 第5章1~3節、第二日課はマタイによる福音書 第1章18~25節)朗読や聖歌358番も入り、いよいよ前半の山場には「香蘭女学校父母の会コーラス」による奉唱が、このコーラスグループの歌唱指導にあたっている石井朝奈先生の指揮のもと、美しく力強い声で行われました。今年の歌は、セザール・フランク作曲の「Panis Angelicus 天使の糧(パン)」でした。
後半、聖歌476番の後、高橋チャプレンによるクリスマス・メッセージがありました。普段の学校の礼拝と同様楽しい逸話を交えながら、しかし真剣なメッセージが伝えられました。サンタクロースのモデルになったセント・ニコラス主教のこと、三光教会牧師時代に病床の方や障害を持たれた方、動けないお年寄りの方などを訪ねて祈る大切な仕事をしていた時の逸話、黒澤明監督の映画「生きる」の中で「今日はふたたび 来ぬものを」と歌われた「ゴンドラの唄」、500年前にフランシスコ・ザビエルたちが「デウスの御大切」と伝えた「愛」など数多くの例を通して、今この命をいかに生きるかということの大切さが語られ、それこそがクリスマスの意味であると私たちに伝えられました。
聖歌102番、参列者の献金、主の祈り、アシジのフランシスの「平和の祈り」、祝祷と続き、最後に聖歌83番を全員で高らかに奉唱して、「家族で祝うクリスマス礼拝」は終わりました。礼拝後、鈴木校長からご挨拶のことばがありました。
その後、会場を三光教会会館に移して、多くの参加者によって和やかに祝会が行われました。
学校と家庭とが一緒になって、心静かにそして笑顔で祝った、豊かなひとときでした。