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高等科1年生の書いた童話が「全国高校生童話大賞」で受賞
香蘭女学校高等科1年生の書いた童話作品がこのたび、2017年度の「全校高校生童話大賞」(主催:全国高校生童話大賞実行委員会・富士大学・花巻市・花巻市教育委員会、共催:NHK盛岡放送局)で「銀の星賞」を受賞しました。
「賢治のまちから」という副題を持つ全国高校生童話大賞は、2017年度で17回目を迎えましたが、例年を上回る201校が参加、1,041篇もの応募作品が寄せられました。童話作家の柏葉幸子氏の監修のもと、石野晶・牛崎敏哉・夏井敬雄・やえがしなおこの各氏が、学校名・学年・性別等すべての個人情報を伏せての公明正大な選考・審査が行われ、各賞が決定しました。
香蘭女学校高等科1年生の書いた作品「猿の子」は、そのうちの「銀の星賞」を受賞しました。
この作品に対する選考委員のコメントには、
「文章のテンポがよく、お母さんとの会話も楽しいお話です」
「猿さんと娘さんを探しに出かける展開はワクワクしました」
「動物園から脱走した猿が、私のお父さんだという書き出しに引き込まれる」
「主人公の春ちゃんは元気な女の子で、父と母のかき分けがうまく、そのやりとりが笑いをさそう」
「物語半ばの父猿登場から、娘のハル探しを通しての気持ちの変化が伝わってくる」
「父子の危うい関係を、主人公の目線で店舗よく描き、文章に力を感じた」
「我が子を探す猿の姿に父親を重ねるなど、心の変化をよく描いているが、自分が本当は猿ではないかと疑う心に、より面白さを感じた」
「猿に生まれた方が幸せだったと思う主人公の哀しみと喜び、家族のありがたさが良く伝わってくる」
などとあり、大いに評価されました。
(写真は左から、受賞作品集冊子、その中に掲載された作品「猿の子」冒頭ページ、同じく掲載された選考委員コメントページ【両ページとも冊子から転載させていただきました】)