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全校礼拝の中で「沖縄平和学習」参加生徒が報告
先にこのホームページでもご報告しましたように、12月に「沖縄平和学習」が実施されました。
年が明けて1月13日朝の全校礼拝の中で、その参加者のうちの3名が全校生徒に向けて報告をしました。
最初に話をした高等科3年の生徒は、ひめゆり平和祈念資料館を訪れたことから話し始めて、ひめゆり隊の出来事を説明するとともに、沖縄戦の中に実際にいらっしゃった方々から話をうかがうことの必要を話してくれました。
2番目に話をした高等科1年の生徒は、アブチラガマを訪れ、その中に入っての感想を話してくれました。楽に死ねると諭されて青酸カリを渡され、それを飲んで苦しみながら死んでいった方もいるという重い出来事を伝えてくれました。
そして3番目に話をした中等科3年の生徒は、普天間訪問のことを話し、飛行機の爆音がすぐ近くに聞こえてくる中で、戦争の起こり得る現実が今まさに目の前にある場に立ち感じたことと、そこで暮らす普天間高校の生徒たちの声も合わせて報告してくれました。
今年度から始まった「沖縄平和学習」でしたが、次年度の第2回に向けての参加のお誘いになったのは勿論のことですが、同時に、日常の継続的な学習と議論の必要性を全校生徒に向けて訴えてくれたことは、これからの香蘭女学校の生徒たちが学校生活の中で考え話し続けてゆくべき大切なテーマ提示となりました。