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箏曲部が老人ホーム「ベタニヤ・ホーム」で演奏会
毎年3月に行っている横浜市戸塚区にある日本聖公会の老人ホーム「ベタニヤ・ホーム」での箏曲部演奏会。今年は3月10日に行われました。
横浜市戸塚区汲沢町に「社会福祉法人 聖ヒルダ会」があります。元々、香蘭女学校の創立当初の女性宣教師であるミス・ソントンが「聖ヒルダ養老院」(日本最初の高齢者施設)をつくったのが1895年。その施設が、これとは別に1952年千葉県八生に設立され後に大磯に移転した「ベタニヤ・ホーム」と1980年に合体して、この「社会福祉法人 聖ヒルダ会」が設立されました。軽費老人ホーム「ベタニヤ・ホーム」がこの法人の活動の中心でしたが、次第に活動が地域から高く評価され、その地域社会の要請に応えるべく「訪問介護 ケアセンター ベタニヤ」「高齢者短期宿泊施設 聖マリア館」「横浜市平戸地域ケアプラザ」の各事業・施設を展開、そしてこの2009年秋からは「戸塚区精神障がい者生活支援センター」を開所しました。
香蘭女学校と聖ヒルダ会ベタニヤ・ホームとの関係は古く、以前より毎年夏にボランティアで掃除などのお手伝いに出かけたりしていました。また、現在の聖ヒルダ会の前理事長が香蘭女学校の元チャプレン今井烝治司祭であったことにも両者の縁の深さを感じます。
さて、今年もベタニヤ・ホームに着いた箏曲部の部員たちは、毎年この演奏会を楽しみにしていらっしゃるホームにお住まいの方々や職員の方々と1年ぶりの再会を喜び、まずは一緒に昼食をとりながら、いろいろとお話をしました。そのあといよいよホールで演奏会を始めましたが、客席として用意した椅子には今年もたくさんのホームの方々がいらっしゃって、大盛況の会になりました。演奏のあとには、おやつを一緒に食べながら、ご感想を伺ったりする機会も持たれました。
箏曲部が長く続けてきているこのベタニヤ・ホームでの演奏会。これからも親しい関係が続いて、ホームの方々を少しでもお慰めできたら、と思っています。