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高3と在校生全員がともに捧げる2017年度最後の礼拝
3月14日は、間もなく卒業してゆく高等科3年生が中1から高2までの在校生全員とともに捧げる最後の礼拝の日でした。六学年全員が集合した礼拝堂には、いつもとは違う空気が漂っていました。
高橋宏幸チャプレンの司式で始められた礼拝は、マリアの賛歌に続いて、日課朗読奉仕の生徒によってマルコによる福音書3章31~35節が読まれました。
そして毎年この日の礼拝では、司式をつとめる高橋チャプレンが教話の中で、卒業してゆく高等科3年生にとっておきのメッセージをプレゼントしていましたが、今年は「みんなで跳んだ」という映像が流されました。神奈川県のある学校の大縄跳びのクラス別競争で、障がいのある一人の生徒をめぐってクラスの中で起こった出来事を綴ったドキュメンタリーで、本当に大切なこと、本当の勝利とは何かということに、生徒たちが自分たちの議論の中から辿り着いていった素晴らしい物語が映像の中で語られました。
これから卒業してゆく高等科3年生が、新たな世界に於いても、香蘭女学校の生徒だった時に友人たちと共にした本当に大切なことを忘れないで堂々と進んでいってほしいという願いは、間違いなく生徒たちに伝わりました。
このあと、聖歌447番、諸祈祷、主の祈り、祝祷、聖歌576番と続いて、オルター・ギルドが祭壇のロウソクを消して礼拝は終わりました。
六学年が共にあることを実感できる礼拝は、2017年度はこれでおしまいです。