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東日本大震災を覚えて祈る第12回「東京-祈りの輪-」に参加
東日本大震災で被災された方々を覚えて東京都内のキリスト教学校の生徒や教職員が一堂に会して祈りを捧げる「東京-祈りの輪-」。2011年5月に第1回が開催されてからずっと続けられ、またその間も九州地震など多くの大災害によって被災された方々を覚えながら、この9月に第12回目を迎えました。
東日本大震災から7年6ヶ月が過ぎた9月22日午後、東京都内の多くのキリスト教学校の生徒、教職員が、玉川聖学院中等部高等部キンレイホールに集まりました。中等科1年~高等科2年までの香蘭生10名も高橋宏幸チャプレンら4名の先生とともに参加しました。当日の受付を香蘭女学校の生徒が担当しました。
第1部の礼拝は、前奏、招きの言葉に続き、玉川聖学院の生徒によってキャンドル点火が行われました。聖書「ペテロの手紙第一 4章7~8節」朗読、祈祷に引き続き、讃美歌286番を全員で奉唱しました。説教は、玉川聖学院の安藤理恵子学院長による「神に向かい、人に向かう」と題したお話でした。そのあと讃美歌520番の奉唱、祝祷があって第1部の礼拝は終わりました。
第2部はまず、被災地支援の取り組みについて香蘭女学校、玉川聖学院、自由学園の生徒からそれぞれ報告がありました。香蘭女学校からは、この3月に行われた「第15回東日本大震災ボランティア」に参加した高等科生徒会長と生徒会書記の2名が映像を使いながら、行った先々での被災地の印象、現地で出会った方々との交流、現地でお手伝いをした仕事などについて、率直な感想を織り交ぜながら丁寧に報告をしました。
第2部後半は、参加者全員が9つのグループに分かれ、それぞれのグループで祈りと報告の時を持ちました。各グループでは生徒が司会をし、グループ全員が順々に一人ずつ自分なりの祈りを捧げ、そのあと各自自己紹介、そして各学校の取り組みなどを報告し合いました。香蘭女学校高等科生徒会の副会長が1つのグループの司会を担当しました。
最後に参加者全員で、東日本大震災を覚えてキリスト教学校全体で作成した「共同の祈り」を全員で、香蘭女学校の三谷先生による閉会祈祷を捧げて第2部も終了し、第12回「東京-祈りの輪-」は無事すべてのプログラムを終えました。
今回もお互いの交流によって心温まる場ができました。被災された方への祈りをともにでき、お互いの学校の活動をそれぞれ知り得たことで、これからの自分たちの課題に向かって歩み出そうという思いがともに持てた第12回「東京-祈りの輪-」でした。