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中等科3年生が東北修学旅行へ出かけて来ました
9月27日~29日の二泊三日、今年も中等科3年生は修学旅行へ出かけてきました。
今年度も行き先は東北ですが、昨年から新たに3ヶ所の見学地が増えて盛りだくさんの旅となりました。今年のコースは昨年同様、三内丸山遺跡~奥入瀬渓流(白糸の滝から銚子大滝まで散策)~十和田湖 休屋・乙女の像~小坂鉱山事務所・康楽館~盛岡市先人記念館・原敬記念館~厳美渓~毛越寺~中尊寺~えさし藤原の郷です。
最初に訪れた三内丸山遺跡。日本最大の縄文遺跡が念願叶って昨年やっとコースに入りました。数千年前に生活した人の気持ちになって、壮大なスケールの遺跡に圧倒されるひとときでした。奥入瀬に入る頃にはあたりはかなりの雨。散策は断念しましたが、代わりにバスの車窓からポイントとなる滝などを集中見物。そのあと、予定にはなかった十和田湖遊覧船を堪能しました。
翌日最初の訪問先は十和田湖畔の乙女の像。高村光太郎の遺作となった彫刻の見事さを大自然の美しい造形である十和田湖とともに楽しみました。小坂鉱山事務所・康楽館の2ヶ所も昨年初めてコースに入った場所です。1905年に建設され、鉱産額で全国一位となった小坂鉱山の文化遺産である小坂鉱山事務所で、かつての鉱山の様子を展示で知り、そのあとは小坂鉱山の福利厚生施設として1910年に建設され現在は国の重要文化財に指定されている芝居小屋「康楽館」へ。この芝居小屋の中に入った生徒たちは、今年は特別に舞台で実際に演じられている公演の一部を見せてもらいました。生徒は昔ながらの二階席に座って興奮気味で見入っていました。しかも引き続いて公演中の奈落へ案内され、演じられている真っ最中の花道下や回り舞台下で役者の足音を真上に聞きながら、昔ながらの舞台機構に感心していました。
最終日は厳美渓から出発。世界遺産に登録された毛越寺と中尊寺を訪れました。ここは生徒たちが最も楽しみにしていた見学地の一つです。とりわけ、中尊寺金色堂に入って、生徒たちはその絢爛豪華な姿にしばし心を奪われていました。そして最後の見学地、えさし藤原の郷。20haにも及ぶ広大な敷地に平安時代の寝殿造の建物が見事に再現され、実際にその中に入って見学できる場所。生徒たちは伽羅御所を中心に、できる限りたくさんの場所を見学すべく、精力的に歩き回っていました。
中等科3年の生徒たちは終始元気に、病人も怪我人もなく、楽しく好奇心旺盛に見学をし、充実した修学旅行となりました。