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中等科3年HRで卒業生によるキャリアガイダンス
中等科3年の10月17日のホームルームの時間は、クラスごとではなく学年ホームルームとして、キャリアガイダンスを行いました。
今回は講師として香蘭女学校の第105回卒業生の大曽根さんをお招きしました。大曽根さんは香蘭女学校卒業後、慶應義塾大学へ進学。大学卒業後は、一般財団法人日本国際協力センター(JICE)に就職し、海外からの研修員受入事業として研修監理、教材作成管理、研修員受入手続き、プログラムマネジメントなどの仕事をしてきました。その後、独立行政法人国際協力機構(JICA)ラオス事務所へ数年出向したりして幾多の経験を積んできました。十数年のキャリアを積んでいるうちに、自らが世界中の困っている人々のために力を尽くすソーシャルワーカーという新たな道を模索し始め、結果アメリカの大学の大学院(Jack, Joseph and Morton Mandel School of Applied Social Sciences at Case Western Reserve University)へ進学。その後日本へ戻って、宮城県牡鹿郡女川町にある特定非営利活動法人アスヘノキボウに就職して、Collective Impact のアプローチで進める予防医療の事業「女川健康プロジェクト」を担当して今日に至っています。
今年3月に行った第15回東日本大震災ボランティアでは、この大曽根さんに女川でのボランティアプログラムをプロデュースしてもらいました。
学年ホームルームでは、自身の香蘭生時代のこと、大学時代のこと、就職してからのことを順に紹介しながら、その折々にどのようなことを感じ、どのようなことを考え、悩み、迷い、どのように次の選択をし次の行動に移していったかを、丁寧に具体的にお話ししてくれました。そしてこれから、ソーシャルワークの持つ力やその考え方、スキル、これまでの経験を生かして、明日の命や自分の人生に選択肢がない人たちをエンパワーして、誰もが夢を持てるような世界を目指して行動するという夢を語ってくれました。
最後に中等科3年生に向けて、自分自身についてもっと知ろう(Know who you are)、自分の人生は、誰かが決めるのでは なく、自分で創り出す(Create your life)、考え続けよう。 そして、とにかくやってみる! 一歩を踏み出そう(Think! Keep on thinking and take actions! Beyond your comfort zone)という力強いメッセージを発信してくれました。