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中等科生徒会役員がソントン先生のお墓参りをしました
12月8日、中等科生徒会役員が青山墓地にあるミス ソントンのお墓参りをしました。
ミス エリザベス・ベシー・ソントンは香蘭女学校の創立当初、多大な貢献をした女性宣教師の先生です。イギリスに生まれ、1887年来日。聖ヒルダミッション(聖ヒルダ伝道団)の福音伝道活動の責任者として、聖公会の日本に於ける2代目主教であるエドワード・ビカステス(香蘭女学校創立者)の信頼あつく、主教のもとで幅広く活動し多大な功績を残されました。麻布永坂時代の香蘭女学校では中心的教師・宣教師、そして理事として、また香蘭女学校校舎ヒルダ館の館長として多くの働きをされました。また聖ヒルダミッションの活動としては、聖ヒルダ養老院を自ら開設・運営し、濃尾地震による孤児を引き取った孤児院の幼女学校、神学校である聖ヒルダ女子神学部など、すべての部署において中心的な役割を果たされました。1904年9月初めに風邪をこじらせ、その後ほかの病も加わって病勢悪化し、11月13日永眠。青山墓地に葬られました。今年で没後114年になります。
香蘭女学校では毎年中等科生徒会役員が、ソントン先生の命日前後にお墓参りをしています。創立期の香蘭女学校を育ててくださった恩人に思いを寄せることで、改めて自分たちの母校に対する愛を深めると同時に、現在の自分たちの歴史的役割を考える良い機会としています。
生徒たちはお墓の掃除をしたあと、高橋宏幸チャプレンが作ってくださった特別のお祈り式文を用いて、ソントン先生のお墓を前に祈りをともにすることができました。