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2年目の「沖縄平和学習」が行われました
昨年度に引き続き2018年度も「沖縄平和学習」が、12月20日から23日までの3泊4日の日程で実施されました。
1日目は、那覇空港に降り立って平和記念公園、そしてひめゆり平和祈念資料館を訪ねました。2日目は、南風原陸軍病院壕跡、南風原文化センター、糸数壕(アブチラガマ)、嘉数高台とたずねたあと、普天間高校の生徒との交流を持ちました。3日目は、佐喜眞美術館、辺野古テント村、不屈館、対馬丸記念館、そして、最終日の4日目は首里城を見学したあと、国際通りで自主研修をしてから那覇空港へ向かいました。
今回の沖縄平和学習では、各時代における沖縄の状況を現地で確認し、話を聞き、自分たちで考え、今後の平和についてどのように活かして行くか話し合う機会を多く得ました。
琉球王国として中国・日本の間で栄えていた時代から、日本への組み込み、戦争での最前線としての沖縄、当時の米兵・日本兵・軍との関わり、巻き込まれた各家庭の話、本土とは異なる疎開の方法における過酷さ、沖縄の方言をスパイ扱いされる日常、終戦後の日本復帰までの米軍統治下の沖縄、復帰後の難しさ、現在も続く沖縄の米軍基地問題、日本政府と沖縄の対立、賃金・雇用の問題、米軍犯罪や事故における無力さ……過去から未来まで、様々な苦境に立ち向かわざるを得なくなっていた沖縄を知ることで、生徒たちは平和を考えるための現実から目を背けなくなっていきました。現地の高校生も知らないことも学びました。東京では知り得ないものもたくさんありました。
温厚な沖縄の人々がどのような状況に立たされているのか、他人事とせず、同じ日本の人として考えるよいきっかけとなりました。これを機に生徒たちは、平和について認識を改め、考えていけると期待しています。