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「夕の礼拝 ―高橋チャプレン・高等科3年生を覚えて―」

かつて香蘭女学校では朝の礼拝、そして夕の礼拝を全校で守り、捧げ、祈りに始まり、祈りに終わる信仰を大切にしてきました。そして現在は、三光教会のご厚意により、教会聖堂で「香蘭女学校のための夕の礼拝」を捧げる備えをしていただいています。
そして毎週金曜日の夕方に、「夕の礼拝」を三光教会聖堂に於いて捧げてきましたが、今年度二学期からは1~2ヵ月に一回、学校行事等に合わせてその行事を覚えて祈るという形にしてゆくことになりました。
その第1回の「夕の礼拝 ―ヒルダ祭を覚えて―」は9月21日(金)に、続けて11月9日(金)に「夕の礼拝 ―バザーを覚えて―」が捧げられました。
そして今年度最後の「夕の礼拝 ―この春、香蘭女学校を巣立つ高橋チャプレン・高等科3年生を覚えて―」は、2月22日(金)夕方、三光教会聖堂に多くの生徒のほか教職員や三光教会の信徒の皆様などが参集し、今までの夕の礼拝の中で最多の出席による礼拝となりました。
三光教会の神崎和子司祭の司式で始まった礼拝は、高等科2年の奉仕生徒による第一日課の旧約聖書朗読「創世記」第32章23節~33章17節、第二日課の新約聖書朗読「マルコによる福音書」第12章28節~34節、そして同じく高等科2年の奉仕生徒のオルガン伴奏による聖歌(34番、341番)など、今回も生徒が礼拝奉仕に積極的に参加する形で進められました。
初めてこの「夕の礼拝」に参加した生徒も多くおり、ふだんの朝の礼拝では唱えない使徒信経や、跪きなどに少し戸惑いを見せたりしながら礼拝に参加していました。
教話は高橋宏幸チャプレンでしたが、ご自身の今の境遇や心境から話し始められ、一番大切なのは今であり、今に心をこめることを常に心がけること。辛いこと、嫌だと思うことも多々あるけれど、まずそれらを受け入れることから始めることの大切さ。そして、日課の新約聖書に記されている「愛」について話されました。祈りのことばはいくらでもきれいに整えることができるけれど、本当に心から祈る気持ちになったのは2011年の東日本大震災の時だったと語る高橋チャプレン最後の「夕の礼拝」メッセージは、私たちが本当に今大事にしなければならないことをじっくり話してくださったものでした。
礼拝後は、三光教会会館に場所を移し、お菓子とお茶で楽しく語らう短い茶話会のひと時を過ごしました。

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