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高3と在校生全員がともに捧げる2018年度最後の礼拝

3月14日は、間もなく卒業してゆく高等科3年生が中1から高2までの在校生全員とともに捧げる最後の礼拝の日でした。六学年全員が集合した礼拝堂には、いつもとは違う空気が漂っていました。
高橋宏幸チャプレンの司式で始められた礼拝は、詩編42編に続いて、日課朗読奉仕の生徒によってマタイによる福音書7章24~29節が読まれました。
そして毎年この日の礼拝では、司式をつとめる高橋チャプレンが教話の中で、卒業してゆく高等科3年生にとっておきのメッセージをプレゼントしていましたが、今年はまずピアノを演奏しますと言い舞台上のピアノの鍵盤に向かって、「別れの曲」を弾いてみせてくれました(本当はCDを流して弾いているフリ)。ピアノを弾くのはそうたやすくできることではなく、練習を重ね重ねてできることだと話されました。すぐに結果を出すものではなく、今を一つ一つ重ねてゆくことが大事であるというメッセージでした。次に生卵を取り出して、卵はすぐに割れてしまう弱いものだとした上で、ガラスの器を取り出しその中に生卵を割ってみせてくれました。こんなに弱いものでもこの器の助けを借りて無事に割ることができる、同じように人間も一人一人とても弱い存在だけれども、他者の助けを借りて生きることができると、互いに助け合うことの大切さが語られました。さらに、卒業は香蘭生活の終わりのようであるけれども、聖書の教えによる「終わり」はendではなくlastで、ずっと続くことを意味していて、みんなの卒業は終わりでなくこれからの人生に続く一つの出発点であると話されました。そして最後に、去る2月の中等科1・2年の合唱会でチャプレンが好きな歌と紹介されたAKB48の「365日の紙飛行機」の歌が礼拝堂に流され、みんなで一緒に手を叩きながら歌いましたが、歌詞を通じて一日一日の今を丁寧に生きることの大切さがメッセージとして強く伝えられました。
このあと、聖歌491番、諸祈祷、主の祈り、祝祷、聖歌567番と続いて、奉仕の生徒が祭壇のロウソクを消して礼拝は終わりました。
六学年が共にあることを実感できる礼拝は、2018年度はこれでおしまいです。そして、高橋宏幸チャプレンの礼拝での教話も、これが最後となりました。

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