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第16回「東日本大震災ボランティア」を実施しました
この3月21日から24日までの3泊4日、2011年8月の第1回から数えて16回目となる「東日本大震災ボランティア」が実施されました。今回の参加者は、2018年度高等科1年生から14名、高等科2年生から3名の生徒と4名の教員で、活動は宮城県名取市閖上、および石巻市河北と十三浜で行われました。
初日、今年は2011年8月から継続して訪れていた宮城県名取市閖上を訪問しました。閖上に建てられた復興住宅の敷地内に完成した閖上中央集会所でプログラムを実施しました。まず閖上の日和山を訪れ、この3月に組織された閖上の自治会の会長さんに説明をしていただきました。そのあと集会所で20名を越える住民の方々の参加を得て、お話を伺ったり歌を一緒に歌ったりして過ごしました。そして初日はそのまま、石巻市十三浜の神割崎まで移動して宿泊しました。
2日目は、まず石巻市河北にある復興住宅の敷地内に完成した集会所の二子東絆会館を訪れ、お住まいになっている住民の方々とお話をしたり、ゲームを楽しんだり、歌を一緒に歌ったりしました。こちらには2012年8月から継続して訪問している仮設住宅追波川河川団地などにお住まいだった方々が20名近くお集まり下さいました。
そのあと石巻市釜谷にある大川小学校を訪れ、祈りを捧げ見学をしました。被災した校舎を見ながら生徒たちは言葉も出ないひとときを過ごしました。
そのあと、生徒と先生は4つのグループに分かれ、ワカメの養殖と加工をしておられる4軒のお宅にそれぞれ行き、作業のお手伝いを始めました。場所は石巻市十三浜の大指と大室です。どちらも被災された方々で、必死にワカメで復興を果たそうとされている皆さんです。いずれのお宅も2014年3月から毎年香蘭生がお手伝いをしてきたお宅なので、皆さんとても楽しみにして下さいました。
翌3日目は丸一日、4日目は午前中、このワカメ作業のお手伝いに励みました。足かけ3日間、同じお宅に居続けてお手伝いをしたため、どの生徒も先生もまるで家族になったような気持ちで、最終日は別れ難い思いでいっぱいになりました。
今回の「東日本大震災ボランティア」に参加した生徒たちもまた、再訪を強く心に決めて、溢れる思いを胸に帰京してきました。新年度に入ってから、この生徒たちは友人たちにそして下級生に、その思いをしっかりと伝えてくれることでしょう。