チャプレンメッセージ Message from the Chaplain
キリスト教信仰に基づいて建てられている香蘭女学校には、教会から派遣されて心の生活をわたしたちと共にしてくださる司祭がおられ、英語で「chaplainチャプレン」と呼ばれています。香蘭女学校で行われるすべては祈りに始まり祈りに終わります。一日の節目はもちろん、季節や暦の節目、行事や式日、式典、大小の会合・・・どんな時にも感謝と願いを「主イエス・キリストによって」祈ります。だれもが祈ることができ、集う人はひととき沈黙の中で祈りに耳を澄まし、神様と祈りで結ばれる者同士としてわたしたちはつながります。チャプレンはこの結びつきを束ねています。
わたしたちはさまざまな不安に揺れ動く日常を生きますが、チャプレンとの語らいに救われることを幾度も経験するでしょう。不完全なありのままの自分と向かいあい、克服する力は与えられるということに気づくでしょう。人とも自分自身とも、思いと現実が異なるところにこそ新しい出会いがあり、掛け替えないかかわりが生まれ、血肉となる学びがもたらされることを経験するでしょう。
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2021年08月01日掲載
聖書に見る親子の自立 旧約聖書のサムエル記に、後年イスラエルの宗教的、政治的指導者となるサムエルの幼い頃の話が記されています。母のハンナは長きにわたって子が与えられ...
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2021年07月01日掲載
あなたの目は澄んでいますか 「あなたの体のともし火は目である。目が澄んでいれば、あなたの全身が明るいが、濁っていれば、体も暗い。だから、あなたの中にある光が消えていないか調べなさい。」(ルカによる福音...
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2021年06月01日掲載
「ボランティアとキリスト教教育」 キリスト教教育の目標は教育を通じてのイエス・キリストとの人格的出会いにあると私は考えています。そしてその人格的出会いは、困難な状況に生きている人々との出会いによって...
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2021年05月01日掲載
大きな学びの道 「上から出た知恵は、何よりもまず、純真で、更に温和で、優しく、従順なものです。憐れみと良い実に満ちています。偏見はなく、偽善的でもありません。」(ヤコブの手紙3:17) 人類の...
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金大原チャプレン イースター・メッセージ
キリスト教には最も重要な柱と言える祝日が二つあります。一つはクリスマス、降誕日とも言い、ご存じの通り、イエス様の誕生を記念する日です。もう一つはイースター、日本語では復活日、すなわちイエスが死んでか...
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