チャプレンメッセージ Message from the Chaplain
キリスト教信仰に基づいて建てられている香蘭女学校には、教会から派遣されて心の生活をわたしたちと共にしてくださる司祭がおられ、英語で「chaplainチャプレン」と呼ばれています。香蘭女学校で行われるすべては祈りに始まり祈りに終わります。一日の節目はもちろん、季節や暦の節目、行事や式日、式典、大小の会合・・・どんな時にも感謝と願いを「主イエス・キリストによって」祈ります。だれもが祈ることができ、集う人はひととき沈黙の中で祈りに耳を澄まし、神様と祈りで結ばれる者同士としてわたしたちはつながります。チャプレンはこの結びつきを束ねています。
わたしたちはさまざまな不安に揺れ動く日常を生きますが、チャプレンとの語らいに救われることを幾度も経験するでしょう。不完全なありのままの自分と向かいあい、克服する力は与えられるということに気づくでしょう。人とも自分自身とも、思いと現実が異なるところにこそ新しい出会いがあり、掛け替えないかかわりが生まれ、血肉となる学びがもたらされることを経験するでしょう。
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2022年06月01日掲載
「平和の祈り」 人類の歴史は戦争の歴史でした。なぜ戦争が起こるのか、資源の独占、独立、国際的圧力への抵抗、宗教闘争、内乱、侵略等きっかけも理由も目的もそれぞれですが、人間は常に戦争、紛争を繰り...
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2022年05月01日掲載
愛の木に水をやろう 事務室に鉢植えのローズマリーを置いたことがあります。毎朝、事務室に入ると、最初にローズマリーをなでてやりました。すると、ローズマリーは自分の中にある清涼な香りを放ってくれます。鼻...
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2022年04月01日掲載
「希望を持って再び立ち上がる」 4月は学校にとってさまざまなことが新しく始まるときです。7日には中等科の入学感謝礼拝が行われ、新入生が入学されることになります。8日には高等科の入学感謝礼拝と始業式が...
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2022年03月01日掲載
今日も平和のために祈る 厳しかった寒さもだいぶ和らぎ、春を感じられるようになりました。でも、ロシアの侵略によって苦しめられるウクライナの人々を思い浮かべると、どうも心が落ち着きません。専門家たちは今回...
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2022年02月01日掲載
余白の力 2020年1月に新型コロナウィルスの感染が始まって2年の時が経過しました。ウィルスは何度も変異を遂げ、今はオミクロンという変異株による急激な感染が広がっています。香蘭女学校も現在一時的に登校...
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