チャプレンメッセージ Message from the Chaplain
キリスト教信仰に基づいて建てられている香蘭女学校には、教会から派遣されて心の生活をわたしたちと共にしてくださる司祭がおられ、英語で「chaplainチャプレン」と呼ばれています。香蘭女学校で行われるすべては祈りに始まり祈りに終わります。一日の節目はもちろん、季節や暦の節目、行事や式日、式典、大小の会合・・・どんな時にも感謝と願いを「主イエス・キリストによって」祈ります。だれもが祈ることができ、集う人はひととき沈黙の中で祈りに耳を澄まし、神様と祈りで結ばれる者同士としてわたしたちはつながります。チャプレンはこの結びつきを束ねています。
わたしたちはさまざまな不安に揺れ動く日常を生きますが、チャプレンとの語らいに救われることを幾度も経験するでしょう。不完全なありのままの自分と向かいあい、克服する力は与えられるということに気づくでしょう。人とも自分自身とも、思いと現実が異なるところにこそ新しい出会いがあり、掛け替えないかかわりが生まれ、血肉となる学びがもたらされることを経験するでしょう。
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2024年04月01日掲載
だから、わたしたちは落胆しません。たとえわたしたちの「外なる人」は衰えていくとしても、わたしたちの「内なる人」は日々新たにされていきます。(コリントの信徒への手紙二第4章16節) 今年の東京の冬はそ...
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2024年03月01日掲載
「苦しい時の神頼み」 先日、始業礼拝の後、一人の生徒さんが、明日大学受験なので祈ってほしいと言ってこられました。私はその生徒さんのために心を込めて祈りを捧げました。先立つ今年のセンター入試の朝にも...
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2024年2月5日掲載
「悪魔の誘惑」 マタイによる福音書4章1節から11節 みなさんはカーニバルというお祭りを知っておられると思ます。日本語では謝肉祭と言っていろいろな国で行われています。ブラジルのリオのカーニ...
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2024年1月1日掲載
「ドラえもんとのび太の別れ」中高生の時期は自立への歩みを始める大切な時期ではないかと私は考えています。経済的自立、社会的自立まではもうしばらく時が必要でしょうが、一人の人間として自分が何者でどこへ行こ...
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2023年12月01日掲載
「暗闇に耐え、隣人を愛する降臨節」 クリスマスがやってくる12月になりました。救い主がお生まれになるという喜びの時を 待ち望む4週間のことをキリスト教では降臨節(アドヴェント)と言います。待降節と言...
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